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12月09日-05号

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  1. 飯山市議会 2016-12-09
    12月09日-05号


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    平成28年 12月 定例会(第357回)          平成28年12月第357回飯山市議会定例会               ◯議事日程(第5号)          平成28年12月9日(金曜日)午前10時開議 日程第1 議案第142号 平成28年度飯山市一般会計補正予算(第5号) 日程第2 一般質問     4番 西澤一彦議員    10番 上松永林議員     5番 江沢岸生議員     7番 渡辺美智子議員 日程第3 議案の委員会付託 日程第4 請願の委員会付託報告◯本日の会議に付した事件 議事日程と同じ◯出席議員(16名)    1番  松本淳一議員            2番  飯田健一議員    3番  荻原洋平議員            4番  西澤一彦議員    5番  江沢岸生議員            6番  市川久芳議員    7番  渡辺美智子議員           8番  渋川芳三議員    9番  高山恒夫議員           10番  上松永林議員   11番  竹井政志議員           12番  久保田幸治議員   13番  小林喜美治議員          14番  山崎一郎議員   15番  石田克男議員           16番  佐藤正夫議員◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者  市長        足立正則    副市長       月岡寿男  教育長       長瀬 哲    総務部長      堀内隆夫  民生部長兼福祉事務所長       経済部長      山崎美典            清水俊文  建設水道部長    松澤 孝    教育部長      栗岩康彦  文化振興部長    石田一彦    庶務課長      北爪英紀◯議会事務局出席者  局長        今井吉春    次長        今清水 弥  副主幹       鈴木小百合   主査        久保田珠希午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(佐藤正夫)  おはようございます。 ただいまの出席議員は全員であります。 よって、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議案第142号の上程、説明 ○議長(佐藤正夫)  日程第1、議案第142号 平成28年度飯山市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 足立市長。  〔市長 足立正則 登壇〕 ◎市長(足立正則)  ただいま追加で提案いたしました議案についてご説明申し上げます。 議案第142号 平成28年度飯山市一般会計補正予算(第5号)の追加でありますが、国において今年度創設されました地方版総合戦略の推進に向けました「地方創生交付金」の対象事業の決定を受け、新たに予算計上をするものであります。 内容につきましては、農林水産業費に、菜の花公園地域観光資源創生事業として、菜の花のイメージによる新たな魅力づくりに取り組むための経費として330万円余を計上するものであります。 財源といたしましては、事業費に対する2分の1の国庫補助金及び繰越金を計上し、歳入歳出の調整を図ったところであります。これにより補正後総額は141億8,683万6,000円となるものであります。 以上、本日提案いたしました議案についてご説明申し上げました。 よろしくご審議をいただきまして、適切なる議決を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(佐藤正夫)  日程第2、これより一般質問3日目を行います。 この際、皆さまにお願いいたします。 質問並びに答弁については、簡潔明瞭にご発言願います。 それでは、質問の通告に基づき、順次発言を許可します。 最初に、西澤一彦議員の発言を許します。 西澤議員。  〔4番 西澤一彦議員 登壇〕 ◆4番(西澤一彦)  ただいま発言を許されましたので、通告に従い質問を順次してまいります。 まず、1番目、台湾との交流について質問いたします。 外国人の日本への観光客が10月末で2,000万人の大台に乗りました。北陸新幹線の飯山駅の開業によって、飯山にも多くの外国人の観光客が見えるようになりました。まことに喜ばしいことであると思います。 市では、この地域に訪れる外国人の観光客をどのように把握しているのか、まずお聞きいたします。 ○議長(佐藤正夫)  それでは、答弁を求めます。 山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  すみません、数字のことでしょうか。 ◆4番(西澤一彦)  はい。 ◎経済部長山崎美典)  通告になかったんですが、27年度といいますか、27年ですね、暦年で数字は算出しておる状況の中で、27年が直近でございまして、外国人ということで7,000人という数字が統計上、今使っている数字でございます。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ただいま数字をお聞きしましたが、場所とかそういうことは、具体的には、例えばスキー場であるとか、正受庵、あるいは人形館、そういうことは把握されてはいないわけですか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  例えば何々ホテルさんで何人とか、そういうものの積み重ねが7,000人ということでございます。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  日本は2,000万人のインバウンドが達成できたということでありますが、世界一は、もう8,000万人とかの数字になっております。まだこれからどんどんインバウンド、当然国内旅行もそうでありますが、増えてまいると思います。ぜひきめ細かにそこら辺を把握していただきたいというふうに思います。 やはり文化に関心を持っている方は、やはり正受庵なり人形館、あるいは飯山城址は余りまだ整備の途上でありますが、あと小菅等々、日本に誇るような場所が多々あります。ぜひこういった日本の文化なり、スキー場なりをやはり飯山の魅力をアピールしていく、そういうイメージの情報の発信というのが非常に大事になってくると思うんですが、そこら辺どんなふうにお考えでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長
    経済部長山崎美典)  あらかじめ通告いただければ用意したわけでございますけれども、全体と申しますれば、それぞれの観光資源を、例えば多言語の情報発信によって、海外の皆さんにお伝えするですとか、あるいは特にインバウンドのお客さまが多い、例えばオーストラリアですとか、あるいは台湾、そういった集中的な方面への観光のPRなどを通じまして、そういったものをPRしていきたいし、またそういった多言語によるパンフレットなども順次整備をして情報発信をしているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  日本の観光ルートは、ゴールデンルートは、東京、箱根、京都と言われておりますが、北陸新幹線が開業しました。こういった北陸回り、あと飛騨へ抜けるとか、そういったコースも非常に着目されております。 ぜひ飯山へも、大勢の方が北陸へ行く途中ですので、大勢また立ち寄られるような方策をぜひお願いしたいと思います。 続けて、台湾からの訪問観光客も大変多く、日本全体ですが、世界第3位であり、非常に親日的であって、台湾がですね、過去、飯山とも交流があったようですが、その交流はどんなような状況だったのかお聞きいたします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  台湾との交流の経過ということでございますが、10年ほど前から交流が始まった経過がございます。台湾のゲートボールチームが飯山で開催の菜の花ゲートボール大会に参加いただいたということがまず最初ございました。それらを発端に、今度は飯山市のほうからゲートボール連盟のチームが台湾の国際ゲームに参加したというような交流から始まっておりまして、その後、日本で言えば公民館のような組織の団体が飯山市に来られたとか、あるいは台湾の中学校が訪問されて学校交流を行ったとか、そういうことがございました。 最近では、特に台湾でのスーパーの店の中におきまして、物産という形で交流しておりまして、ここ3年ぐらいは、毎年1回、もしくは2回、そのような機会をとらえて、物産の紹介と、それからあわせまして観光PRなどもしているところでございます。 直近のものとすれば、この10月にも参りまして、この際は特に飯山高校の皆さまが修学旅行に行かれまして、そのタイミングにちょうど物産展を開くということを試みまして、高校生が店先で飯山の農産物をPRしたというようなこともございます。 それらにあわせまして、旅行商品を現地の旅行社に営業いたしまして、何とかこれからこちらにインバウンドとして送客していただけるようなことができないか、今その交渉をしているところでございます。 27年、先ほど7,000人と申し上げましたが、そのうち台湾関係では1,300人ほどが飯山に訪れているという実態がございますし、戸狩方面では、台湾インバウンド取り組みを始めたところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ありがとうございました。 1,300人というふうにお聞きしましたが、もっともっと台湾の方が多くこの飯山の地へ来て、日本の原風景に触れていただけるような機会を企画していただきたいというふうに思います。 2011年の東日本大震災のときでありますが、台湾の方が世界一の現金、生活物資を送ってくれました。人口2,300万人の小さな国であります。小さいというのは失礼な意味に当たるかもしれないんですが、台湾では、毎年、メディアが「今年度の一番うれしかったことはなんですか」とアンケートを取りますが、2011年度東日本大震災の年のアンケートでありますが、第1位は、大好きな日本の皆さんに世界で一番の額の義援金・生活物資を送り、喜んでもらえたことが一番の誇りだ、喜びだということでありました。私は、台湾が親日国家であることはわかっていましたが、これを聞いて、大変に感動したわけであります。 中国、オーストラリアとの交流もさることながら、親日国家である台湾との交流も、もっともっと推進すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。再度質問いたします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  親日国であります台湾は、当市にとりましても、インバウンドの柱の一つというふうに考えておりますし、そのことにつきましては、先ほどの中でも触れたつもりでございます。 先ほど直近のこの10月には、高校生が取り組みをしたということ。それから、そういう中では、飯山をぜひ知ってもらいたいということで、台湾にはない雪を台湾の皆さまに、当市の観光資源の目玉としてPRし、この雪を活用したかまくらでありますとか雪遊び、そういったものを飯山ならではの素材としてPRをしたということでございます。 東京、京都などのゴールデンルートの次に訪れていただける地として選んでいただける、そういった誘客に努めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  商売でも何でもそうだと思うんですが、やはり信用、信頼が第一であると思います。日本も世界でやはり台湾が好きだと。台湾も日本が一番好き、というより、もう尊敬しているという方もいっぱいいらっしゃるそうです。信用、信頼の土台ができているということになると、商売、取引でいえば、もう成功したも同じような状況であると思います。非常に条件がいい地域、国であると思います。 ぜひ、今、部長言われたみたいに、また雪を生かしたり、取り組んで、大勢の方が見えるようにぜひお願いしたいと思います。 次に、農業問題について、2番目、質問いたします。 後継者不足、また高齢化の問題から、中山間地の遊休農地の拡大が全国的な問題になっております。飯山市では、どのような状況なのか質問いたします。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  飯山市の農業問題についてということのご質問でございます。 全国多くの農村地域と同様に、飯山市におきましても、後継者の不足、また高齢化等によりまして、遊休農地の拡大等も進んでおるわけでございます。 私は2つ、これからの飯山市の農業について大事だというふうに思っていまして、1つは、同じ遊休農地でも、いわば平地の部分で、今までやっていた方が高齢化してできなくなったと、そういうところもございます。そうした部分で、いわゆる効率化が図られるエリアにつきましては、法人組織とか、それから大規模経営農家とか、そうしたいわゆる認定農業者といいますか、そうした人たちの組織化によって農業をやっていくと。今これはかなり飯山市内でも、地域全体がいわゆる農業法人の組織をつくっていただいて取り組んでいただいておるということで、例えば外様とか、それから柳原でも取り組んでいただいておるわけですが、それからあと、例えば今度、すまいるファーム飯山ですね、あれはまた企業さんも一緒になって、一つの障がい者の皆さん方と共同しての会社ですが、しかし、そうしたいわゆる組織の力を使って農業を維持していくとか、効率的な経営をしていくということが一つ大事だと思うんです。 それから、もう1点は、特に中山間地におきましては、なかなかそういうことが難しいわけですので、これについては集落機能を維持するという、そうした観点もございます。ある程度の農家人口が必要だというふうに思っておりまして、今後、いわゆる大規模農家で、法人組織でなくても、個人で経営するといいますか、新規就農者とか、それから農業的な暮らしを楽しむ定年帰農の方々とか、もしくは若い方でぜひやってみたいというような方々、そうした方々をやはり増やしていくということによって、農業の維持を図っていくという、その2つの観点が大事だというふうに考えていて、それを推進していこうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ありがとうございました。 できるだけ早く何らかの対策をお願いしたいと思います。 本当にあと数年で、今の遊休農地がさらに大幅に拡大、有害鳥獣が、今でもそうなんですが、キツネ、タヌキ、ハクビシン、たまにイノシシが飛んで歩いたりしているような状況で、人間に対しても危害が及ぶような可能性もあるわけであります。でありますから、農業問題とはちょっと違うんですが、やはり移住、定住ということを考えたときも、余り草ぼうぼうで、もう木が生えているというようなことになると、手をつけられないような状況になる前に、今言われたような施策を、とにかく飯山は中山間地が非常に多いですので、ぜひまた力を入れていっていただきたいというふうに思います。 次に、私は、過日、飯山市と人口規模がほぼ同じ、2万2,000人です。石川県の羽咋市というところを訪れました。能登半島のつけ根であります。そこの農林水産課の職員から、自然栽培農法で全国でオンリーワンを目指すという説明を受けました。というのは、自然栽培農法というのは、農薬、化学肥料を使わないでする農業のことであります。 羽咋市では、自然栽培農業取り組み始めたのは2010年、「奇跡のリンゴ」で有名な青森県の木村秋則さんの力を借りて、これは有名な方です。海外にも行ったり、日本全国指導をされています。木村塾をスタートさせたのが原点です。これからどうするかというと、自然栽培の農地を2020年まで、あと3年です。100ヘクタールにし、自然栽培農家自然栽培の専業農家50戸を目指しているそうです。自然栽培農業に対し、JA、農家、行政などが非常に力を入れて連携して取り組んでおります。 地域で自然栽培がスタンダードになったとき、その食材を使ったレストランができ、新規就農者が全国から集まり、様子見の方もいっぱいいらっしゃいます。都市部からのまた富裕層が移住して、体にいい農産物を食べ、健康に過ごす。そして、長生きして、市の税収も増え、人口も増えていくという構想。これが羽咋市の地方創生の1丁目1番地であると語っておられました。逆に言うと、もうこれしかないと、これにかけると言っておられました。 そこで、飯山市としましても、JA、農家、行政など連携して、地域のすばらしいおいしい野菜が飯山にはあるわけです。米もおいしいです。食材にさらに付加価値をつけて、全国へ発信できるような取り組みを提案しますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  羽咋市さんの取り組みの例を提案いただきました。農薬、化学肥料を使わない、自然栽培農業を行政、JA、農家が一体となって進めていると。地域には農産物ブランド化を一体となって進めるということにつきましては、大変すばらしい取り組みだというふうに思います。 それで、飯山市にあっても、農薬は適正な製法によって栽培をされているわけでございまして、そういった従来の通常の農法を用いまして、おいしいお米が生産されている地でもございます。また、農産物も非常においしいという評価をいただいておりまして、これらをさらに付加価値をつけまして、JAや販売農家の皆さまなどとともに、地域一丸となって販売をしていきたいというふうに考えております。 また、ご提案の無農薬でございますけれども、無農薬とまではいかなくても、農薬・化学肥料を減らした営農をする、例えばエコファーマーというような、そういった取り組みもあるわけでございますが、そういった農業者も実際にはおられます。 完全無農薬ということになれば、それは当該農業者だけではなくて、周辺地域の協力も必要だというふうに思います。そういった取り組みにつきましては、JAさん、それから農家の皆さまなど、多くの方々の意見もお聞きする必要があるのではないかなというふうに思います。 実際には、自ら農薬・化学肥料を使わない農業にチャレンジされている、そういった方も市内には実際におられるという状況でございます。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  私は、飯山で自然栽培農業を全面的に一体でやるというような、そういう提案じゃないんですね。そういうたまたまJAとか農家とか行政がその問題を、そういう農法を、もうこれしかないというふうに定めて、全て地域の力を結集して、的を定めて、的が定まらなくちゃ、どこへ矢を射っていいかわからないですから、そういう地域一帯で、地域をかけて取り組んでいるということを提案というか、参考になればと思ってしたわけであります。 ぜひ、今、部長言われたみたいな、大変、飯山も米はおいしい、全国で優勝されている方も何人もいらっしゃいます。でありますから、全国に飯山を売り出せるような体制をぜひお願いしたいと思います。 次に、北信州みゆき農協が大型合併して、ながの農協としてスタートしました。余り大きくなり過ぎて、地域の要望が届きにくいのではと心配が寄せられました。市は、農家の思いを農協へつなげるパイプ役を大切にしてほしいとの要望をどのように受けとめるのかお聞きいたします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  これも通告いただけなかった質問でございますけれども、合併したばかりでございます。実際には、みゆき営農センターということで、農業部門はこれまでどおりの体制で対応しているというふうには承知しておりまして、今、農協さんと一緒に次の時代の農業を考える、そういったプランづくりも取り組んでおりまして、そういった中での対応、あるいはその関係は全く変わっておりません。したがいまして、これまでどおりの一緒にこの地域農業を考えていくパートナーということで、今後も継続できるというふうに想定をしております。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ぜひ連携を強化して取り組んでいただきたいというふうに思います。 次に、全国には地域の特産品をトップセールスされる市長さんもいらっしゃいますが、足立市長のこの件についての熱い思いをお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  もう一度、答弁する内容を明確に聞きたいんですが、飯山市の特産品の販売についてということですか。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  飯山市のお米とかアスパラとか、これからこういうことをやると。そういうことを全国に発信して、ぜひ飯山に期待してもらいたいみたいな、そういう全国にイメージを発信するという。 ○議長(佐藤正夫)  ちょっと待ってください。さっきはトップセールスをするという話をしましたね。そういう質問をしたと思うんですが、内容が変わっていいんですか。ただ発信ということで。 足立市長。 ◎市長(足立正則)  飯山市には、全国に誇れるおいしい農産物がございます。一つはお米でありますが、これは全国の国際食味コンクールでも、大変毎年いい成績を取っておりまして、そうしたもののいわゆるブランド化ですね。これは一部、もう入賞されたお米の農家さんたちは、そうした取り組みを進めております。市のほうでも、そういうお米をふるさと納税の対象にしたりとか、全国に言ってまいりたいというふうに思っています。 それから、マーケティングの係もつくったわけでございますが、そうしたものも活用しまして、いわゆるブランド米として販売をしていくという、そういうことを取り組んでまいりたいなというふうに思っています。 それから、アスパラでございます。これも大変全国的には有名になっておりまして、これはもう少しJAさんとも連携をしまして、先ほど議員さんからは、新しいJAとの連携というお話もございましたが、市のほうでも、現在もアスパラの支援については予算を増やして行っているところですが、さらに連携を強めまして、それで飯山市のアスパラを出荷することと、それからもう一つは、やはり地域に来て食べるといいますか、おいしいアスパラを食べてもらうという、そういう食との連携については、まだまだ不足しているというふうに思いますので、その辺をぜひ地域の食関係の皆さん方と連携をして、飯山へ来ていただいて、旬のおいしいアスパラの料理を食べてもらうというようなことについても取り組んでまいりたいなというふうに思っております。 それから、いろいろな野菜ができます。特に昔からの伝統野菜というものにつきましては、これはかなり流通業者の大きなスーパーを経営されている皆さん方も大変注目していまして、非常に品質が高いということで、そうした取引については、生産体制をいわゆる逆に強化をしていかないと、追いつかないというようなこともございますので、地元の農家の皆さん方とも連携をして、そうしたものを生産して販売ルートへ乗せていきたいというふうに思います。 まだいい農産物がたくさんあるかというふうに思います。JAさんが今度大きくなりましたけれども、また大きくなった部分でのメリットもあるかというふうに思います。いわゆる流通につきましてですね。そうしたスケールメリットの大きさを生かすとともに、また細かい部分では、飯山市としてのさまざまなおいしい農産物をわかってもらうという取り組みを強化していきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  どうもありがとうございました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。 3番目、図書館の活用について質問いたします。 これは前にも質問がありましたので、要点のみ質問いたします。 私は、図書館は、知恵の宝庫だと思っております。古今東西の名著をはじめ、新刊書、各種統計などもあります。雨や雪の年度ごと、また月ごとの長期の統計もあります。CD、DVDもある。ただ、職員が一生懸命やっているにもかかわらず、利用者がちょっと少ないような気がして、非常にもったいないような気がいたします。 最近の図書館の利用状況はどうなんでしょうか。質問します。 ○議長(佐藤正夫)  石田文化振興部長。 ◎文化振興部長(石田一彦)  図書館の利用についてのお尋ねでございます。 昨年度、平成27年度でございますけれども、市立飯山図書館等での本をお貸しいたしました貸し出し利用者総数でございますが、約2万2,000人でございました。貸し出し利用者数でございますけれども、平成15年度をピークに減少傾向にはございますけれども、貸し出し冊数ということであれば、昨年度実績でおよそ9万8,300冊、ほぼ横ばいの状況で推移してございます。 ちなみに、週2回、約40か所を巡回する移動図書館車「ゆきつばき号」でございますが、昨年度で8,200冊余の貸し出し実績がございました。 一方で、来館者という観点で見れば、3階の学習室、あるいは多目的室には、学生を中心に、土・日、あるいは夏休みには、非常に多くの来館者を数えております。 読書普及につながる取り組みとしましては、生後5か月児と保護者を図書館にお招きをして、絵本や読み聞かせの大切さ、あるいは絵本の選び方をお話をしまして、ご希望の絵本1冊をプレゼントする「ブックスタート」事業というのがございます。これをはじめ、「親と子の絵本講座」、「おはなしひろば」、「絵本とわらべうたの会」、あるいは「図書館まつり」等、司書を中心に、ボランティアの皆さんのお力をお借りしながら実施してございます。 今後もさらに利用者増を図るために、話題性、あるいは時事性を踏まえた図書の紹介、あるいは各種情報の周知に努めたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ありがとうございました。 私も勉強する部屋で、資格の勉強をしたことがありますが、中高生で大変に混雑しておりました。ぜひまた、下の図書館のほうも大勢の方が見えられますようによろしくお願いしたいと思います。 図書館では、定期的に読み聞かせの会や図書館まつり、開催するなど、さまざまな工夫を凝らし、利用者の増加を図っていらっしゃいます。 市外の例なんですが、ある父親の方が、自分の子どもに自宅で本の読み聞かせをしたところ好評で、子どもの友達も遊びに来て喜んで聞いている。子どもたちの目が輝いてくるそうであります。自分の体験談、小さいころのうれしかったこと、楽しかったことも織りまぜて話しているそうであります。子どもたちの夢、未来が広がっていく。 今では男性だけのサークルが立ち上がり、小学校や図書館から依頼が殺到しているとのことであります。新しい取り組みや企画で図書館の利用者が増えることをさらに期待しますが、どうでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  石田文化振興部長。 ◎文化振興部長(石田一彦)  議員からは、男性による読み聞かせの促進というご提案をいただきました。 議員おっしゃるとおり都市部では、「父親による読み聞かせ講座」が人気というふうにお聞きしております。「読みメン」という言葉もあるそうでございまして、また孫に読み聞かせをしたいという「じいじ」、おじいちゃんでございますが、そういった方の参加希望もあるようでございます。 「男性による読み聞かせ講座」の開催、あるいはサークル化につきましては、図書館利用者や他の当該年代層の声をお聞きしながら、読書普及の試みとして検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ありがとうございました。 それでは、最後、4番目、いじめの問題について質問いたします。 全国で毎日いじめの報道がされています。余りのひどさに怒りが込み上げてまいります。この件につき教育長の思いをまずお聞きいたします。 ○議長(佐藤正夫)  長瀬教育長。 ◎教育長(長瀬哲)  議員さんの質問は、飯山市におけるいじめの概要についてのお尋ねであるというふうに思いますので、いじめというのは、基本的にはどの学校にも、どのクラスにも、どの子どもにも起きるというのが私は大前提で考えていかなければいけない点だと思います。 それから、もう一つは、いじめの大きな最近の特徴は、加害者にもなるし、被害者にもなる、その両面をどの子どもも持ち得るということが大きな特徴だと思います。 では、現実に飯山市のいじめというのは年間どれくらいあるかと言いますと、小学校で8件、中学校で6件、これは平成27年度の統計でございます。これは要するに県の教育委員会へ報告した内容なんですが、そのいじめの程度の内容はどの程度かと言いますと、基本的には1件も重大事態に至るものは一つもございません。内容としては、暴力を伴わない陰口、外し、あるいは悪口、そういうものでございました。 市としては、当然いじめについては、基本的に次の2点を大事にしながらやっております。 それは、まずいじめは人間としては絶対許されないということが1つ。もう一つは、いじめを大人に伝えることは正しいことであると。この2点を大事にしながら、校長会を通じて、各学校の現場の先生方に指導していただいております。 以上でございます。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ありがとうございました。 私は以前、日本の伝統文化でもある武士道に関する一般質問をしました。その武士道の日本の国で、全国では信じがたいような例は出しませんがいじめがある現実に、教育長は何が原因であると感じておられるでしょうか。家庭における親のしつけがもちろん一番大事だとは思います。が、最近のいじめの状況は、とてもそれだけでは解決できない、根が深いものがあるような気がしてなりません。率直な思いをお聞きしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  長瀬教育長。 ◎教育長(長瀬哲)  西澤議員さんの質問は、多分家庭教育の重要さについてのお尋ねであるというふうに私理解をしております。 家庭教育というのは、教育の第一義的な責任は家庭にあるというのが、私はもう当然だというふうに思います。ですから、家庭教育というのは、教育の原点であり、教育の出発点であるという、そういう理解をしております。それだけに、今の家庭教育を見ますと、いろいろな課題があると思うんですが、どこの家庭でも、基本的な生活習慣についてはうるさくしつけをされていると思います。 ただ、次の点はなかなか家庭によってうまく行き渡っていないのがあるのではいなかと思います。その1つは、しかるべきときにしかる。それから、我慢させることは我慢させる。この2点がなかなか近年の家庭教育では難しくなってきているのではないかというふうに理解をしております。 先ほど議員さんが武士道についてお話がありましたが、私は武士道の教育の中に日本の歴史を見ますと、特に会津藩の什の掟、「ならぬことはなりません」という大きな考え方で教育をしたり、あるいは福井藩の橋本左内の啓発録という、15歳のときの心得についての橋本左内の言葉があるんですが、そういう日本古来の中にも、今の現代教育に通じる大事な点が幾つかあると思います。特に個人的には、私は武士道というのは、男としての生き方が大事な点が幾つか含まれているように個人的には感じております。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  ありがとうございました。 NHKでいじめに対する討論会をやっておりました。ひどいいじめに対し傍観者であった高校生が涙を流して勇気のなかった自分を恥じていました。だから、全員がもういじめというわけじゃなくて、やはり一部の方で、あとは傍観者、止める勇気がないとか、立ち向かう勇気がないというような現状であるとは思います。 また、別の方は、勉強もスポーツも大事だが、人間尊重について、あといじめについて、今こそ本気で考え、行動するときだと発言され、多くの方が共感されていました。 自分の周りにいじめがないからよいということではなく、家庭で、保育園で、幼稚園で、学校で、社会で、人間尊重、いじめについて考える機会を大事にしていくことを強く提案しますが、その点どうでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  長瀬教育長。 ◎教育長(長瀬哲)  非常に重みのある、深みのある、また大きな課題についてのご質問なんですが、一応私としましては、いじめの教育についてのその視点だけでお答えをさせていただきますが、まずいじめ教育の課題というのは幾つかあるんですが、学校サイドからまず見ました場合に、日常の生活の中で子どもたちの中のいじめを見抜く力をつけた先生方がどれぐらいいるか。もっと端的に申しますと、いじめを見抜く力量を持った先生をどのように育てていくというのが一つの大きな課題であると思います。 それから、もう一つは、やはりいろいろないじめの事例を見ますと、担任だけが抱え込んだり、一人だけで抱え込んで行き詰まったようなケースが多々あります。ということは、2点目として、やはり学校の視点から見た場合に、チーム学校としての組織としてのいじめの対応の仕方がやはりまだまだ課題があるように思います。 それから、もう一つは、やはり保護者との関係のあり方が非常にいじめの問題が複雑になったりする場合があります。というのは、ふだん、やはり保護者と学校との信頼関係というのが非常に大事になるのではないかと思います。 それから、先ほど申しましたが、我慢をさせるべきこと、あるいは自己規制というか、自分でこれはいけないことはいけないのでやらないという、そういうことをやはり担うのは家庭なんですが、ご存じのように今の日本の家庭の教育力というのは非常に低下している傾向にあるのではないかというふうに言われています。 なぜ日本の家庭教育力が低下したというのは、少子化、核家族化、経済格差、それから地域のきずなが弱くなっているんだというふうに言われているんですが、それだけに家庭だけではなかなか家庭教育力というのは難しくなってきているのが今の事情ではないかと思います。それだけに、家庭をバックアップしていく支援体制というのも大事ではないかというふうに考えております。 今回、教育大綱にのっとって、飯山市が家庭学習へのお願いという形で家庭にパンフレットをお配りしました。あれも実は家庭教育についての支援というか、ご理解という、そういうねらいも込めてお願いしたというのが事実でございます。ですから、これからはますます家庭だけでは不十分な部分が出てくるだけに、教育委員会としましても、できるだけ家庭教育についてはご支援をして、地域全体でやはり子どもたちを育てることは、飯山市で真っ当な子どもたちが多く育つことにつながるのではないかというふうに理解しております。 以上です。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  どうもありがとうございました。 それでは、最後に、グローバルなICT教育、また英語の教育、イングリッシュも非常に大事なんですが、私は国語の教育も非常にまた大事だと思います。これは個人的な考えでありますが、やはり日本の文学を学び、伝統文化を学ぶ、ここでは、伝統文化では、大勢で一人をいじめるなどは、最高の卑怯とされております。卑怯ということは、もう昔で言えば、最低の行為である、人間であるということであります。もしこういった日本の文化を体得せず、パソコンや英語だけがうまくなっても、これはちょっとどうなのかと思うんですが、これは当然車の両輪で、どちらも力を入れていくべき問題であるというふうに思いますが、その点どうでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  長瀬教育長。 ◎教育長(長瀬哲)  西澤議員さんのご指摘の点は、全くそのとおりだと思います。ユニバーサル化、国際化ということがよく言われるんですが、忘れてはいけないのは、やはり日本人としてのアイデンティティーだと思います。日本人だということを忘れて、私は国際社会へ出て行くことはあり得ないと思います。ですから、どこへ行っても飯山人であるということ。そして、日本人であるということ。それがやはり大前提になければ、飯山市の子どもたちが将来、社会へ出て行って活躍することはないと思います。それだけに、飯山で育ったということが誇りに思えるような、そういう教育をしっかりやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤正夫)  西澤議員。 ◆4番(西澤一彦)  以上で質問を終わります。 ○議長(佐藤正夫)  以上で、西澤一彦議員関係の質問を終わりといたします。 続いて、上松永林議員の発言を許します。 上松議員。  〔10番 上松永林議員 登壇〕 ◆10番(上松永林)  絆の上松永林でございます。発言を許されましたので、順次質問させていただきます。 最初に、市街地のカラスの駆除についてお尋ねをいたします。 夕闇とともにどこからかカラスの大群が押し寄せてまいります。電線に止まり、ビルや民家の屋根に群がり、おびただしいその数は、市街地の住民や訪れる人々に、不気味さを通り越し驚異すら与えております。市民生活に与える被害は甚大であり、もはや見過ごすことはできない状態にあります。住民はあの鳴き声に悩まされ、時としてカラスの声で目を覚まし、またふんの掃除に追われる毎日であります。 家庭ごみの集積場所に来てごみ袋をつつき、中のものをあさるのも大変なことでありますが、周囲にごみをまき散らしております。環境美化や衛生の面からも大いに問題であります。 カラスの被害は、市街地に住む人々だけではなく、市街地を訪れる人々にも恐怖感や汚いまちという印象を与えるなど、飯山市に深刻な影響を及ぼしており、これはこのままでは買い物の足も遠のかざるを得ません。 特に、夕暮れ時には、新幹線飯山駅から旧飯山駅周辺に集まっており、観光客に対しても、この飯山市のイメージが悪くなることを考えると、市内の経済活動にも悪影響を及ぼすことが憂慮されます。一日も早く手を打たなければならないところであります。このカラスの駆除、または追放について市はどのような対策を考えているのか。 この現状では、とても個人や地区ごとの対応では無理があり、行政が主体的に取り組まなければならないだろうと思います。ご所見を承りたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  それでは、答弁を求めます。 松澤建設水道部長。 ◎建設水道部長(松澤孝)  ただいま議員さんから、カラスの駆除についてというご質問でございます。 まず、家庭ごみの関係でございますが、現在のところカラスの被害については報告されていないというようなことでございますが、市としてはネットの貸し出し、ゲージ型の集積箱や生ごみのコンポストの購入補助、こういったことをしてございます。 また、旧飯山駅周辺でのカラスについてでございます。これにつきましては、昨年、栄町区より駅周辺の開発担当部署に苦情の相談がございました。 歩道へのカラスのふんの対策としまして、中部電力にお願いいたしまして、線に止まらないような対策を施していただいたところでございます。また、旧駅前広場の公園、これにつきましてもカラスが羽ばたくときに邪魔になるようなナイロンの糸を張るというような、こんなことも行いました。工事の中では、背の高い公園の木の剪定を昨年も行い、本年度も行ったところでございます。いずれも施行した箇所につきましては、一定の効果が得られたというような状況でございます。 ただ、対策の行っていない線等に移っていくというような状況もございます。イタチごっこになってしまう部分もあるんですが、順次そういったところも対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  この雪と寺の町シンボル広場、これはまさに飯山の市街地観光の入り口でありますので、とにかくそのところに白いふんがたくさん落ちているということでは、市内観光の出発も危ぶまれることになります。 しかも、このまま続きますと、下手をすると、なちゅら、あるいは片山神社が控えていますから、なちゅらのほうにも進む可能性があると思いますので、私は早急にさらにやるべきだと思いますが、なちゅらの方面はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  松澤建設水道部長。 ◎建設水道部長(松澤孝)  議員さんからは、早急に取り組む必要があるのではないかというような再度のご質問でございますが、関係部署で一度集まりまして、今後、対策ができるかどうか、そういったことを検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  では、次の質問に入ります。 SL公園の整備についてであります。 これは昨年、27年度の当初予算に飯山の栄町にありますSL公園整備費として200万円が計上されておりました。これは「飯山まちづくりデザイン会議」の提案に沿って、SL公園から通称25メートル道路まで一帯の整備計画の設計を進める予算でありましたが、昨年12月議会において減額補正をされて、議会でも承認をされました。そのまま28年度、今年度の予算にそれが上がっておりません。2年間事業が見送られたわけであります。今後の整備計画の予定をお尋ねいたします。 ○議長(佐藤正夫)  松澤建設水道部長。 ◎建設水道部長(松澤孝)  ただいま議員さんから、SL公園並びに25メートル道路を含む一帯の整備計画というような質問でございますが、議員さんの申されたとおり、飯山市では、まちなか観光の充実というようなことで「回遊性のあるまちづくり」を掲げまして、平成23年に「飯山まちづくりデザイン計画」を策定したところでございます。この計画の中では、5つの整備重点エリアを定めまして、そのうち「飯山駅周辺界隈」というようなエリアの中では、北陸新幹線飯山駅開業に合わせまして、飯山駅の玄関口を整えることが急務であるというようなことから進めてまいりました。 ご指摘のSL公園、正式名称、鉄砲町児童公園、また25メートル道路につきましても、都市計画道路の真宗寺線という名称でございますが、飯山駅界隈の一環として整備をしてきたところでございます。 駅からは、寺町に移りゆく旧飯山駅前公園「寺まちシンボル広場」でございますが、これらの整備が一定程度整ったというふうに考えております。 これからは飯山のまちなかの魅力を高める整備を中心に取り組んでまいりたいというようなことで、現在、飯山城址公園の整備、また広小路界隈を中心としたまちづくりに取り組んでおるところでございます。 ご指摘の鉄砲町の児童公園及び真宗寺線でございますが、これらにつきましては、城址公園整備等の進む中で、ほかの整備エリアも一緒に検討しながら、改めて整備計画を検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  今、改めて整備計画をというお話でありましたけれども、先日のSL運行、本当に成功裏に終了しました。本当にこれまでの関係者の皆様のご努力に、敬意と感謝を申し上げますし、当日、多くのボランティアの皆さんにもご協力をいただきました。本当に心から感謝を申し上げたいと思います。 当日、市民有志の会で、あのSL公園でおもてなしのボランティアを行いました。私もそこでキノコ汁等のサービスをしましたんですが、あそこに多くのお客さまがお見えになって、設置してありますSLに、子どもたちは上がって、本当に歓声を上げて喜んでおりました。 当然、先ほど来の質問のとおり、SLの運行、今回だけに済まなくて、続けていこうという要望が出てきているわけでありまして、やはり定期的な運行を要望するにしても、このSL公園、このSLについては、JR関係の会社の持ち物であるというふうに聞いておりますので、飯山市としても、この公園をしっかりと整備して、市民も喜んでこの公園を使っているということを示すべきであると私は思うんです。とにかく早くこのSL公園整備、25メートル道路の早く整備計画を進めてほしいと思うんです。いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  松澤建設水道部長。 ◎建設水道部長(松澤孝)  SLの運行に際しましては、鉄砲町児童公園にありますC56の機関車の開放につきまして、飯山倶楽部さんより提案がございました。うちのほうも喜んで許可をする中でイベントを開催していただきました。大変感謝を申し上げるところでございます。 当日につきましては、大変SLの運行がよく見える場所だというようなことも手伝ったかと思うんですが、大変多くの人でにぎわっておりました。 今後もこういった取り組みがされたときには、飯山市でも協力をしてまいりたいというふうに考えております。 また、この公園でありますが、機関車以外にも小さなお子さんが遊べるような遊具も設置してございます。普段は、鉄砲町区の皆さんにご協力をいただきながら、ネットの管理、こういったことも地元でしていただいているというような状況です。これらの整備につきましては、地元の皆さんとも十分意向をお聞きしながら対応してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ただ、先日のスローライフフォーラムの中でもございましたが、町並みの課題としましては、愛宕町方面に通ずる歩道、こういったことの提案も聞いております。そういった総合的な部分で検討してまいりたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  早急にというふうには、なかなかいかないかもしれませんが、やはり飯山市は回遊性のあるまちづくりということで進めておるので、今、雪と寺の町シンボル広場までは整備が整って、しかもデザイン会議の提案の中で、次はSL公園から真宗寺線、25メートル道路を整備するんだというふうな提案がされているわけであります。 新幹線開業が2年目を迎えまして、この上半期、4月から半年間の観光関連売上、軒並み前年対比でマイナスという状況になっております。これは早急にやはりまちなか観光に手を加えるべきだと思うんです。 このSL公園から25メートル道路のさらに商店街に続く整備を急ぐべきだと思うんですけれども、次年度にはだめでしょうか。計画を上げるということだけでもお答えできないかどうかお尋ねします。 ○議長(佐藤正夫)  松澤建設水道部長。 ◎建設水道部長(松澤孝)  次年度の予算にというようなお話でございます。現在、城址公園の整備、今、市民会館の取り壊しがいよいよ終わりまして、来年度から西曲輪の整備が始まるわけでございます。それら、広小路もこれから地元の皆さんと基本計画というものを策定しております。これができますと、来年度から実施設計をしながら事業に着手をしてまいりたいというふうに今考えておるところでございます。 そういった予算配分もございますので、担当部署としては、やらなきゃならないというのは十分承知はしておるわけでございますが、その辺のご理解もいただきながら、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  では、次の質問に入ります。 農産物の販売についてお尋ねします。 先ほども同僚議員から質問がありましたが、やはり農業というのは、飯山の基幹産業の大事な一つであります。農業委員会からの建議で、農産物の販売増を目指して、マーケティング係を新設しました。そのマーケティング係の活動成果はどのようでしたか、お尋ねいたします。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  農産物の販売についてということでございまして、市のほうでもマーケティングの部署を設けてということでございます。それで、農林課の中にマーケティング係というものを設置しまして対応してきたところでございます。 それで、どういう成果があるかというご質問だというふうに思うわけですが、幾つかの事例でご説明させていただきたいと思いますが、まずお米の関係でございますけれども、飯山市の中のいわゆる地域での農業法人ですね、エリアとして生産しておりますところでの特別栽培米について、非常においしいお米だというようなことで、大阪の業者とのマッチングを行いまして、大阪でのお米専門店とか、それから大阪の難波高島屋での米の売り場で「長野県飯山産コシヒカリ」として販売していまして、これは昨年ですが、またことしも取引継続ということで報告をいただいておるところです。 それから、また違うルートでございますが、いろいろな流通のルートがありまして、1つは、今取り組んだのは、中食産業というんですか、外食産業というんですか、東京とか大阪とかに非常にたくさんのファミリーレストランとか飲食店とか、ファーストフードとかのお店があって、そこは毎日毎日お客さんが来るので、どんどん野菜とかそういうものを使うんですが、そこ専門に出している、デリバリーしていると言うとあれですが、24時間で運営している、いわゆるそういう流通業者さんがございまして、そこは私も係と一緒に行って話をしてきたんですけれども、1店1店に必要な野菜を全部自動ベルトコンベアに乗せて配付しまして、24時間出荷しております。そこもいろいろ農産物を持っていきまして、ばらのブナシメジ、これは非常にいいですねと、品質もいいですねということで、これはJAさんを通じてなんですけれども、取引が始まっております。 それから、ことしですが、瑞穂の棚田がございます、福島棚田。ここは標高が高いので、「あきたこまち」をずっと生産していました。しかし、全国食味コンクールの会長さん等、ほかそういう農業関係者の流通をされている方が来られまして、1回講演会もあったんですが、それで、これは奈良県のある有名なお米の卸屋さんなんですが、こういう米をつくってくれと。それは、業者さんが要望するのは「ミルキークィーン」なんですね。「ミルキークィーン」をつくってくださいと。それで、なおかつ棚田米であって、天日干しにしてくださいと、そういうことなんです。それをことし、福島の棚田の皆さん方がつくりまして販売するということで、契約をしてやっているということで聞いておるところでございます。 それで、目的といいますか、これは新たな販路拡大とか、それから流通のチャンネルの多様化というか、拡大というか、そういうことだというふうに思うんですが、一番感じましたのは、いわゆる取引業者さんの、いわば買ってくれる人のニーズに合わせたものをきちんと生産していくということがとても大事だということでございまして、必ずしも高級ブランド品をつくっているので、これを買ってくださいということだけではだめな場合があります。 例えば先ほどのいわゆる外食産業業者さんの場合は、特別高くて高級なものは必要ないんですね。毎日いわゆるファミリーレストランとかコンビニとかで出すものなので、野菜の値段が変動しても、そのたびに販売価格を変えるわけにいきませんから、ある一定の品質のもので、中レベルでいいんですが、それを安定的にある期間出してくれる、きちんと出してくれると。もちろん全国の産地と提携していますもので、ある時期はここで確保、ある時期はここで確保というふうにやっていまして、そちらの業者さんは、うちは高級なもので高いものというものは必要ないですよと。安定的に出してくれる、そういう農産物を生産していただけば、要は合意ができれば取引ができますということでございます。 したがって、これからは農家の方々もそうしたものに合わせて販売していくということがとても大事でありまして、例えばアスパラでいいますと、本当にいい、そろった高級品で高く売るという、そういうチャンネルもあるかというふうに思います。それから、その次のランクのものをまたどうやって売るかという、いろいろなルートがあるかと思いますし、余り形とか大きさは関係ないんだけれども、とにかく新鮮であれば、おいしいものがあればいいよというのは、例えば道の駅で売るとか、そうしたいわゆるつくったものをどういうふうに売って、農家としての経営をやっていくのかということがとても大事だなというふうに思っていまして、つくったものがきちんと全量うまく売れるような形のもののマーケットといいますか、そうした流通のものを市としてもサポートしていければなというふうに思っております。 まだまだ飯山市の農産物、知られていない部分もございますので、やはりニーズに合わせたものをきちんと生産していくというものの取り組みを農家の皆さん方、またJAさんとも連携しながら進めていきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  大変に成果が上がっていると。しかも、飯山の農業の進むべき道も徐々にわかりかけているというような市長からのお話でありました。 これまでの活動、本当にご努力は認めますけれども、これは市独自でそういう営業活動をされたのかどうかちょっとお尋ねします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  農協等と連携しながら、例えば販売チャンネルを開拓し、その後の商売ベースのきっかけをつくらせていただくとか、そういったことを繰り返しながら進めているということでございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  先ほども同僚議員から質問がありましたが、JAみゆきからJAながのという広域合併をしました。同じ連携でよいのかどうか、合併した後の変化等なかったかどうかお尋ねします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  JAさんは、この9月に北信地域の5つの農協が合併いたしまして、JAながのになったわけでございます。 農協さんと飯山市、マーケティング係の連携につきましては、合併後も変わりなく、一緒に営業等の協力をし合って対応しているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  先ほどやはり飯山の農産物の特徴ある商品を販売するというお話がありまして、農産物の市独自の販売網というのを構築する必要があるかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  飯山市自身が農産物の販売網を構築すべきではないかというお話でございますが、現状においては、非常に困難なことかなというふうに思います。価格の設定ですとか流通の問題、それから代金の回収、あるいは専門知識など、今までにないさまざまなハードルがあるのかなというふうに思います。 まずは、飯山産農産物を取引したいという案件があった場合には、生産者におつなぎして、商談していただくと。そしてまた、その機会を設けさせていただくというような対応が当面よろしいかなというふうに思います。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  品物によっては生産の絶対数が足りないものがあると思うんですね、注文よりも。今年度もある大手のお店屋さんで、飯山市の全ての1種類ですけれども農産物買い上げてもまだ足りないというようなものがありました。これはやはり近隣の栄村、野沢温泉、木島平村等も、自治体として協力、提携して、農産物の販売をする時期に来ているのではないかなと、こう思うんですけれども、農業振興策を広域で考えるということはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  例えば木島平村さんは、農業振興公社というものを持っておられて、かなり村で力を入れていろいろな農業振興とかやっているんですが、ただ、直接品物を持っているわけじゃないんですよね。例えば飯山市とか、広域に行く前の段階として、例えば飯山市がいわゆる農業の何かをつくるとしても、直接物を持っているわけではないので、結局は生産者と、それから市場の人たちとの取引ということなんです。 それで、飯山市がいわゆる農産物の販売の主体者にはなりません。例えば先ほどちょっとお話ししたいわゆる中食産業の企業さん、これは非常に大きい会社でして、実は長野県にも既に入っていまして、具体的にはどんな取引をやっているんですかということであれなんですが、松本の周辺のJAさん幾つかと連携をして、そこでいわゆる生産してもらうものと量、これを提携してやっているという、それぐらい大きな規模のものなんですね。 したがって、やはり農業生産のものにつきましては、行政は現場までなかなかできる人材とかもおりませんので、1つは、JAさんもございまして、それから今、農業生産法人が非常に大きくなってきていますので、個々の経営体がそうしたいわば契約、もしくは受注をして、そして取り組んでいくと。その経営体そのものも、トータルとして高く売れるものとか、それからいわゆるたくさん売るものとか、または安くても道の駅で販売できるものとか、その辺のいわゆる販売の経営のことも考えてやはりやっていくということが望ましいと。それに対して、市がいろいろこういうところもありますよと、こういうところもありますよという情報とか、それから提携とか、もしくは飯山市の農産物のPRとか、そういうことはできるというふうに思いますので、お願いしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  では、次の質問に移ります。 土産品の開発と販売についてお尋ねいたします。 優良土産品として、ことし3品を指定したとの報告がありましたが、土産品の現状はどのようになっておりますか。商品数とか種類等でお客さまに満足いただいておるでしょうか。これまでに指定した優良土産品の数を教えていきたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  現在の優良土産品といたしましては、お菓子類が14品、地酒関係が11品、それからそば・漬物・米・笹ずしなどの食品類が14品、お茶・ジュースなどの飲料関係が3品、その他、ストラップなどのアクセサリーですとか、湯呑みとか和紙を使ったものなどをそれぞれ加えますと、それから新規の指定を含めまして45品が登録されております。 いずれも、お客さまには手に取っていただける商品がそろっているのではないかなというふうに考えております。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。
    ◆10番(上松永林)  今、全部で優良土産品は45品指定してあるということであります。優良土産品の指定に関する規定を教えていただきたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  指定に関しましては、名称・意匠が飯山市にちなんだ要素を持っていること。それから、不当表示のないこと等、関係法令に違反していないかといったことなどで、飯山市優良土産品推薦条例に基づきまして審査をし、指定をしているという状況でございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  そうしますと、優良土産品の指定の規定の中に飯山の材料、食材を使うという規定は入っておりますか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  今申し上げたものが絶対条件であるというようなことはございません。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  優良土産品への応募状況、ことし3品を指定しましたが、ことし、何品ほど応募がありましたか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  新規のものが、先ほど申し上げました3品、それから継続申請ということで、これは2年置きに更新になるわけでございますが、42品ということで、45品ということでございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  その優良土産品の指定を受けた商品は、その後、どのような取り扱いになるのかお尋ねします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  優良土産品の認定を受けた土産品につきましては、「飯山市」の名称が入りました「推薦証票」を張りまして販売することができるということになっております。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  今の指定を受けた商品、その後どのような状況、売れ行きとか把握しておるのでしたら、お願いしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  優良土産品につきましては、認定有効期間が2年でございますので、認定後の状況につきましては、引き続き販売されているものというふうに認識しております。 これまでの個々の商品の売れ行き等につきましては、調査してございません。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  土産品開発補助事業として、土産品は5品あるという報告がありました。せっかく補助金で新製品を開発しても、消えてしまっているような商品もあると思うんですが、市の補助金で開発した土産品の数々のその後を調査しておるでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  先ほどの優良土産品の話とは違うんですが、お尋ねの土産品の開発補助事業ということで、これは全く別な関係の質問かというふうに思いますが、この補助金につきましては、その補助金を用いまして開発・改良された土産品につきましては、昨年度までに合計27件ございます。各店舗等で販売されているところでございます。特段の調査は行っていない状況でございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  優良土産品に指定をしました。また、土産品開発補助事業として、今27品開発した商品があると。指定をしました。あるいは補助事業で開発をしました。飯山市の名前はパッケージ等に使いますけれども、販売は各お店屋さんにお任せということでは、私はまずいかなと。やはり指定したからには、行政としても何らかの応援をすべきではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  商品の開発、それから販売につきましては、基本的には各店舗、それから事業者の皆さまの経営・営業方針によって行っていただくというものでありまして、市はその取り組みについて援護するという考えで取り組んでいるわけでございます。 援護している例とすれば、例えば市内外でのイベント等でその商品を活用する。それから、観光パンフレット等へ掲載してPRをする。あるいは出張の際の手土産とするなど、そういった形で活用し、援護しているという状況でございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  それでは、土産品についてちょっと視点を変えて質問します。 昨年、読売旅行社が、飯山市に「ミステリー列車」としまして、新幹線を利用しまして、富山、金沢、高岡方面から飯山へのツアーを企画しました。これは本当に大好評でありまして、1,000人ほど飯山にお見えになったわけです。飯山市からもバス料金等の補助がありました。本当に1回に50人から約200人ほどのお客さまがお見えになった。 ところが、飯山市にはよいお土産とか、あるいは土産品店がないというところで、せっかく市が助成したバスを利用して、何と中野市とか小布施に買い物に行っているという状況であったわけです。こういう状況をどうお考えでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  大きな買い物ではありませんが、市内に立ち寄っていただくことを条件としておりますので、そういったところでは、小さな買い物は行われたというふうに思います。とは言いましても、市内にはお土産品はたくさんあるわけですけれども、ツアー等の大勢のお客さまに対応する専門の土産品店がないと、少ないという状況であり、販売のチャンネルをもしかしたら逃しているかもしれません。 今後は、旅行会社とも相談いたしまして、例えば行程的に多少課題があったとしても、例えばですけれども、道の駅など大型バス対応ができる店舗で、できるだけ立ち寄っていただけるよう働きかけてまいりたいというふうに思っております。少しでも経済波及に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  今年、関係者が高岡の読売旅行社にことしもいかがですかという営業をしましたけれども、飯山市は大変評判よかったと。寺めぐりもよかったし、自然もすばらしかったし、全てよかったと。ただ一つ、お土産のお店がなかったというために、今年度、残念ながら断念したというお話でありました。 これはそういうものがあれば、大きな店舗があれば、そういうツアーも取れるということでありますので、早急に考えていただきたいと思いますが、再度お願いします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  先ほども申し上げましたとおり、例えば道の駅等が飯山市では大型バス等に対応できる土産品の取り扱いの場所かと思われます。駅前等には不足しているということは承知しております。 今年度、来年に向けましては、信州デスティネーションキャンペーンの年でもあるというようなことから、何とか駅前周辺で、臨時的になるのかもしれませんけれども、そういったにぎわい、そういったニーズに応えられるような仕組みを何とか研究してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  市も必要性を感じて前向きに考えたいということであります。 実は、民間の企業で大型バスも停まれるような、そういうお店と食堂を備えたものをつくりたいという希望があります。それで、行政にもお話に来ておりまして、もっと積極的にその建築について、行政で積極的にもっと協力すべきと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  新幹線の駅が開業しまして、これでもうじき2年になりまして、大体状況が見えてきたというような背景もあるのかもしれませんけれども、駅前にお店を出したいなというような方々の動きというのは、少しずつ出てきたなと思います。 それで、一番最初は、駅前で飯山市の中で商工業者の皆さんのほうで何か計画ありますかということで我々のほうも投げかけたんですけれども、特になかったんですね。ということで、今も駅周辺、市の土地のほかにも、民間の土地もあるわけでございますが、少しずつ駅ができて、なちゅらができて、体裁が整ってきて、やはり食べるところとか、買うところとか、それからもう一つは、やはり飯山駅といいますか、飯山市としての、もしくはもっと広い信越自然郷としてのそうしたいわゆる特徴的なものの駅前のあり方ということも、少しずつ見えてきたのではないかなというふうに思います。 それで、市が全部建物をつくってお貸しするというのは、これまた非常に大変な投資になりますもので、例えば民間と連携してやるとか、そういう方々を募集してやるとか、そんないろいろな方法が考えられると思います。そうしたことを踏まえて進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  私、今聞いたのは、質問したのは、今実際に民間の企業で、駅前ではなくて、違う場所ですけれども、そこで大型バスを対応したり、あるいは売店等を備えた施設をつくりたいという希望が今現在あると。それで、それについて行政はもっと何とか応援して、その開店にこぎ着けることはできないかということをお尋ねしたわけであります。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  そういった動きがあることは十分承知しております。経済活動をさらに活発にしていただける取り組みでありますので、大変ありがたい取り組みだなというふうに思いますし、その件につきましては、一緒になって社の方の相談に乗って、例えば県関係の部署へ、その出店に当たっての課題、問題点などを相談に一緒に行くとか、そういった対応をしているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  上松議員。 ◆10番(上松永林)  終わります。 ○議長(佐藤正夫)  以上で、上松永林議員関係の質問を終わりといたします。 この際、昼食のためしばらく休憩いたします。 なお、午後は1時から再開します。午前11時38分休憩午後1時00分再開 ○議長(佐藤正夫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 江沢岸生議員の発言を許します。 江沢議員。  〔5番 江沢岸生議員 登壇〕 ◆5番(江沢岸生)  それでは、ただいま議長から質問を許されましたので、通告に沿いまして5点、1つは飯山赤十字病院の再生です。それから、2つ目は飯山線の元気化。それから、3点目は農業の振興。そして、4点目は企業誘致。5点目は駅前市有地の活用についてでございます。 まず、第1の飯山赤十字病院の再生についてお尋ねいたします。 8月に飯山赤十字病院が策定いたしました経営改善計画の実施状況についてでありますけれども、経営改善計画の中で、実施計画を策定していくということになっておりましたけれども、その状況はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  それでは、答弁を求めます。 清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  実施計画の策定状況についてということでございますが、現在、飯山赤十字病院において実施計画の策定作業を進めておりまして、間もなく完成というふうにお聞きしておるところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  その実施計画の策定に当たりましては、利用者の意見などを反映するような場を飯山赤十字病院は考えてきたようですか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  飯山赤十字病院のほうで実施計画を策定しているということでございまして、そこまで住民に求めているかどうかというところについては把握しておりません。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  間もなくということでしたんですけれども、それはもう本当に年内というくらいの感じでしょうか。そして、多分いろいろな項目について実施計画をつくっていると思うんですけれども、それはほぼ全部出そろうということでしょうか。ということと、時期をもうちょっと具体的に。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  時期を具体的にということでございますが、もう間もなくということでございますので、本年中か、あるいは本年を越えても近いうちにということになるかと思います。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、次に医師の確保の状況についてお尋ねいたしますが、先般、全協ででしたですかね、院長からお話がありました。2名の医師の年度内確保の見込みがありますという説明でしたが、現在はその2名についてはどのような、既にもう働いておられるのか、あるいはまだであれば、いつごろから何科の人であるかというようなことと、それから例えばルートですね、大学病院からであるとか、そういった点についてはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  確保見込みの医師ということでございますが、院長のほうから2名というようなお話があったかと思います。いずれも内科医ということでございまして、うち1名は、県医師確保対策室からの紹介でございます。もう1名につきましては、自己推薦で採用見込みになったというものとお聞きしているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  着任をされている方は、まだゼロでございますか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  1名は既に着任しております。10月に着任しております。もう1名の方につきましては、来年の1月というようにお聞きしております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  1名の方、10月から働いていらっしゃる方というのは、県の対策室のほうからのルートといいますか、方でしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  そのとおりでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  その1名の方は、女性の医師ではないかと聞いているんですが、かつ、女性であって、私、診療科目のことは詳しくわかりませんが、女性科という科目に大変熱心に取り組みをしようとしておられるというふうに聞いていますが、そんな状況でしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  おっしゃるとおり女性の方でございます。内科医ということでございますが、女性外来を中心に受け付けをされるということをお聞きしております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それは、女性外来というんですか、産婦人科とは何らかの意味で関連してくることはないのでしょうか。どうなんでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  そこまで承知しておりません。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、今年度の収支見込みについて伺いたいと思います。 もう年度の4分の3ぐらいが間もなく終わろうとしているわけですけれども、年度前半ぐらい、あるいは現状まででの医業収支というんですかね、その収支見込みについては把握しておられますでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  医業収支の見込みということでございますが、決算の段階でしたら、運営協議会等ございまして、そこで収支の報告がございます。まだ年度途中ということでございまして、医業収支見込みについては公表されておりません。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  公表はされていないということなんですけれども、市としては把握しておられますか。市に報告は、節目節目であるのでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  示されているという状況はございません。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  これは行政とのかかわりを考えたときに、もともとの建築費の助成とか、あるいは奨学生の奨学金の支援、あるいは今度の特別交付税を活用した支援など多額の支援をしているわけですので、年に1回決算の報告でというのは、順調に推移していく場合はいいと思うんですけれども、そうでない場合というのは、なかなか厳しい状況になると思うんですね。 やはりあるところでは、世の中に公開するしないではなくて、行政としては把握をしておかれたほうがいいのではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  中間でも行政として把握しておくべきじゃないかということでございますが、飯山赤十字病院さんにつきましては、いろいろな立場で飯山市からも支援をさせていただいているわけでありますが、本年9月、ご承知のとおり特別交付税による支援をさせていただいております。支援といいましても、補助金として補助金交付要綱を策定させていただきまして支援をさせていただくということでございますので、その中で当然交付申請という手続も必要になってまいります。そういった交付申請、そういったところにあわせて、必要であれば、そこでそういった資料を求めていきたいというふうに思っておりますが、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  もうちょっと教えてください。交付申請のタイミングで必要であればということなんですけれども、そのタイミングは年度の大体何月ぐらいになるんですか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  交付申請、交付要綱が既に定まっておりまして、交付申請の手続を進めてくださいということで飯山赤十字病院さんのほうに投げかけさせていただいてございます。 ただ、初めてのことですので、しかも、目的を2点に絞ってということでございます。経営改善の実施計画を策定する経費、それから医師確保、核となる医師確保の経費、そういったものに充てさせていただくというようなことで絞らさせていただいておりますので、その実施計画の交付申請に係る計画をつくるに当たって少し時間がかかっているんだと思っております。まだ交付申請をいただいておらないという状況でございますが、飯山赤十字病院さんのほうにも働きかけをさせていただきまして、なるべく早い段階で交付申請をしていただくように働きかけたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  次は、地域中核医療機関、イコール、私は飯山赤十字病院というふうに理解をしておりましたが、昨日の同僚議員の質疑の中で、ちょっと不明な点があったので確認をいたしたいと思いますけれども、9月26日から新しく設けられた使い道の枠というものは、その使い道先は飯山赤十字病院に限定されていたのではなかったんでしょうか。それはどうでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  きのうの質問の答弁にございますとおり、地域中核医療機関ということで、医療圏という考え方の中で、場合によっては飯山赤十字病院以外の病院についても対象になるのではないかというふうに今考えております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  その考え方はわかるんですけれども、ホームページでも、改めて見てみましたけれども、飯山赤十字病院というふうに限定的に書かれていますね。そこに救急医療や何々などというふうになっていますけれども、それは支援の内容についてのなどであって、支援先については、市の公式のホームページで限定されているので、それを変えるのであれば、きちんと議論されて、そしてこういう場合には、きのうの話では北信病院という話もありましたけれども、そういうふうにされるべきではないですかね。 今の公式のホームページでは、あくまで中核医療機関(飯山赤十字病院)と明確に限定しているんですけれども、それを前提に寄附をされた方は、それはちょっと違うんじゃないのということになってしまうと思いますが、どうでしょうか。
    ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  もう少し内部で検討させていただきまして、今後の寄附の扱いについては、もう1回検討させていただきたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  検討をお願いしたいと思います。 それから、新しい枠については、この前、全協でちょっと議論させていただきましたときには、市長でしたか、部長だったか忘れちゃいましたけれども、ふるさと寄附金をお願いするという広報をしっかりやっていくんだと。その中で見ていくと、こういう用途、あるいはこういう用途というのがあるので、それでいいんだというようなやりとりをさせていただいたと記憶しております。 しかし、それはふるさと寄附金を集めるという点からはいいのかもしれませんが、逆に返礼品の内容、あるいは返礼率といいますか、そういうことにかかわらず、ふるさとの病院が大変厳しい状況にあるというようなことであれば、それで寄附をしようというような方もいらっしゃると思うんです。 私は、先月、高校の東京関東支部というものの最後の同窓会がありまして、東京勤務時代に世話人をしていた関係で、ほぼ毎年出ているんですけれども、そのときに自分で簡単なチラシをつくりまして、80人ほどしか集まっていませんでしたけれども、みんなにそういうことを訴えまして、私よりも高齢の方のほうが比率は多いので、大体そういう方にしてみますと、息子さん、娘さん、あるいはお孫さんの世代に、ぜひ飯山に寄附をというようなことでお願いしますと、こんなような訴え方をしてきました。もちろんそれがどういう反応になっているかというのは、私はまだ承知していないんですが、ただ、戻ってきて2日目ぐらいに、木島平村の議員の方から、東京の同窓会に出た木島平出身の者から、飯山でそういうことをやっているそうじゃないかと。木島平村にとっても重要な病院なので、そういうことに取り組んだらどうなんだいというような連絡があったよというような反応もあったりしたんですけれども、申し上げたいことは、これは自助努力が必要なことだと思うんですね。こういう仕組みがあるのでうんと活用して、そしてみんなこのふるさとの医療のためにという、そういう訴えをする部分が、ここのパーツについては、私はあっていいと思うし、必要だと思うんですが、どう思われますか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  江沢議員おっしゃるとおり、個々の部分、どういう意味があるのかという広報も、ほかの項目につきましても同じと思います。その点については、また広報のほうを考えていきたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、医療、ちょっとあと2点ほどあるんですが、北信地域の地域医療計画の状況ですけれども、その策定状況はどんな具合でしょうか。スケジュール感と、それから主な内容といかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  長野県の地域医療構想でございますけれども、これは団塊の世代の皆さんが75歳を迎える2025年に、長野県の地域医療のあるべき姿を模索し示すということでございます。 これにつきましては、今、県全体としますと、第5回の策定委員会があるわけでございますが、この北信地域におきましては、10月19日に第3回の会議がございまして、その中でいろいろ議論がされたところでございます。そのときには、県全体の、いわゆる長野県全体の医療構想の素案というものが提示されまして、それに対していろいろ意見を出したわけでございます。その中では、将来的ないわゆる全体の人口減少とか、それから医療圏の特徴等を踏まえまして、将来のいわゆるベッド数というんですかね、そういうものがどのぐらい想定されるかというようなものも出てきたわけでございますが、これについては、県のほうでは、こういうふうに県としての病床の削減目標ではないですよということを言っていますね。これはあくまでも国のある数式で算定した場合に、こういうふうになりますという言い方をされていますので、県としてこういうふうに削減するということではないというような話をしていました。 それで、委員からいろいろ意見が出たわけでございますけれども、特にこのエリアは豪雪地でございますので、受診のための患者の移動時間を考慮した、住民に身近な医療の確保をぜひお願いしたいということ。それから、産科、小児科医師の確保等、子どもを安心して産み、育てられる環境づくり、それから医療従事者の県平均当たりの人数がこのエリアは少ないものですから、それの確保というものを挙げたということでございます。 今後につきましては、第5回目の委員会が11月4日ですかね、開催されまして、さらに第6回の策定委員会が設けられまして、2月ごろこの構想案が決定するというふうに聞いておるところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  第3回が10月25日で、第5回が11月5日なんですか、今のちょっとどうなんですかね。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  第3回の委員会については、北信エリアの医療圏構想の策定委員会、調整会議でしたか、その内容でございまして、第5回という11月4日のものについては、長野県において開催されます長野県医療構想策定委員会のことでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  私も伺っていて、今、非常に大所高所のご説明で、私がお聞きしたいのは、いわゆる2次医療圏といいますか、この飯山赤十字病院、あるいは北信総合病院、それから佐藤病院ですかね、こういうような病院をめぐって病床数の調整というようなことが非常に重要な課題になるかならないかわからないんですけれども、そういう中で、飯山赤十字病院は、これはあらかじめ通告したところに書いてあるとおりですけれども、現在の病床数をほぼ維持できる見込みがあるというふうに考えてよろしいでしょうか。そういうふうに認識していてよろしいでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  飯山赤十字病院の病床数が維持されるかということでございますが、今の地域医療構想につきまして、先ほど市長から話がありましたように、2025年の地域医療のあるべき姿というところで検討されているものでありまして、地域の人口減少とあわせて、病床数も若干減少の方向で今検討されているということでございます。 飯山赤十字病院の病床数については、北信エリアの気象条件とか他の中核病院との医療機能の分担などに配慮する必要があると思いますが、現段階ではまだ検討されていないということでございますので、病床数の維持うんぬんについては不明ということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  時間があるので、それはまた、おおよそ進んだときに伺うことといたしまして、めざすべき病院像ということについて、私の考えを先に簡単に述べて、それでお答えをいただければと思います。市はどう考えているかと。 私は、この地域の中核病院として、その病院が黒字になればいいという考え方では、私は全くありません。経営改善とか、あるいは医業収支のことをお尋ねするので、赤字ならだめじゃないかと、黒字であるべきじゃないかと、こういうふうにとられているかもしれませんが、私はそういう考えではないんです。 私が考えているのは、めざすべき病院像というのは、患者を決して断らない病院。何があっても尋ねてきた患者は、門に入った者は必ず診ると。いや、それはきょうは何科の先生がいないのでだめですと、こういうようなことがあっては、地域の病院としての機能は果たせないと思うんですね。断らない病院、そういう病院を私は目指すべきであって、その中で、できれば黒字ということだと思っているんですが、市はその辺について何か病院像をどう考えていらっしゃるか教えていただければ。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  議員さんのほうからめざすべき飯山赤十字病院の病院像ということで先ご発言がございました。飯山市においても、黒字であることにこしたことはありませんが、黒字が大前提、黒字であることが全てに優先するということではございません。 したがいまして、いわゆる今、議員さんのほうから話がありましたように、地域の中核病院として、地域の関係機関や医療従事者と連携を深めながら、地域全体の医療水準を向上していくということがまず第一だというふうに思っておりまして、その中には、一つ、今、議員さんのほうからお話がありましたように、患者を必ず診ると、断らない病院、これも含まれているということでございまして、それに加えまして、豪雪地というこの地域の特性がございます。その中で医療体制確保の観点から、今のお話がありました救急医療、それから産婦人科、小児科、そういったところの地域の不可欠な医療を担うと、これが飯山赤十字病院のめざすべき病院像だというふうに考えているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、次に、飯山線の元気化ということについて何点かお尋ねしたいと思います。 先般の44年ぶりの走行については、関係者の皆さんのご努力によって、とにかく事故がなく終わったということは、本当にありがたいことだったなというふうに思います。 市役所の皆さんも、大勢現場で働いておられました。その他の業界団体の方などもたくさんおられました。区長さんもおられました。本当に大変なイベントでしたけれども、大した事故もなく終わってありがたかったと思っております。 まず、今回のいわゆるイベント走行というふうなことですけれども、これについての評価はどんなふうにしていらっしゃるでしょうか。簡単にお願いしたいんですが。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  44年ぶりのSLの運行ということでございますが、当日、天候が余りよくなかったわけでございますが、沿線に大勢の皆さまが来られまして、イベント等、それぞれの会場でも大勢の皆さんが参加していただくことができました。それから、乗車した方からも評価をいただいておるところでございます。 また、報道機関等も大いに取り上げていただきました。大変イベントとして大きな効果があったと考えておるところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  可能な限りのデータで検証を行うべきだと考えるんですが、例えば今回のイベントで飯山駅におよそ何人ぐらいとか、そういったあらあらのデータはございますでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  データ検証を行うべきということでございます。確かにイベントの効果をデータで検証できれば、非常に後につながるすばらしいものだと思います。 今回の2日間での、これは本当に走行しながら写真を撮って歩く皆さんもいらっしゃるので、なかなか数はつかめないんですが、踏切の警備に当たった職員とか、それから駅周辺で仕事をしていた職員等の話を総合いたしますと、沿線で写真を撮っていた方等も含めて、2日間でおよそ1万4,000人ぐらいの集客があったのではないかというふうに推測しております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  今のは、飯山市内を走る部分でという理解をさせていただきたいと思います。1万4,000人ですね、ありがとうございました。 次は、定期運行の実現についてということで、これまでも1回か2回、この議論があったかと思いますが、それに入る前に、昨年5月の沿線協議会の決議というのがございましたですね。その中で、確か定期運行について触れていたと思うんですが、どのような決議内容だったか、ちょっと教えてください。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  決議の内容でございますが、飯山線沿線地域活性化協議会では、平成28年度のSLの飯山・長岡間の運行に協力するとともに、JR東日本に対し運行実現に向けて要望するという決議でございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  そうすると、すみません、定期運行のような話はなかったということですかね。なかったですか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  定期運行については触れられておりません。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、ちょっとそれは私の勘違いだったと思います。 それで、定期運行に向けて、多くの方からこのままで終わったのではもったいないじゃないかというような表現であったと思いますが、取り組んでいこう、あるいは取り組んでもらいたいと、こういう声が届いていると思いますが、今後の取り組みの方針はどんなことでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  今後の取り組みということでございますが、今回のイベント走行の総括をまず沿線自治体と、それからJRとで協議をしている場でございます連絡会議を開催する中で、その意見を集約したいというふうに考えております。 また、その後、飯山線沿線地域活性化協議会において、総括を踏まえる中で今後の取り組みについても検討をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  いろいろな場で相談していくというような趣旨のご答弁だと思います。ぜひ飯山市としては、定期運行に向けて前に進むという方向で論陣を張っていただければという要望です。 次に、定期運行に向けてということでも必ずしもないんですけれども、飯山線をとにかくより元気にするためには、おいこっとをもっと活用していくべきであろうと思うんですね。 いろいろな方からいろいろなアイデアが出ています。1つは、昨年から雪の12月以降も、戸狩駅まではおいこっとを走らせるというふうなことになっていまして、ことしもそうだそうですが、その中で、これはJRの社員の方がアイデアを出されたとか、そんなうわさを聞きましたが、吊るし雛をおいこっとの中にというような話が出ているようですが、大変すばらしいアイデアだと思うんですね。その辺について何か市はご存じでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  吊るし雛の提案があったということについては承知をしておりません。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  何かそういう動きがあるようです。 市内の吊るし雛のグループの方というか、そういう方々も、何かいろいろそれでご相談されているような話もちょっとうわさに聞きました。非常にすばらしいアイデアだと思うんですね。 2つ目は、サイクルトレインというものを、これは若者たちから提案、こんなのぜひやってもらいたいんだという話がありました。サイクルトレインは定義があるわけじゃないですね。有料のものもあれば、無料のものもあるし、いろいろなパターンがありますけれども、大体共通しているのは、自転車をそのまま車両に持ち込んで、そのまま降ろせるということのようですが、こういったことの実現は、自転車を今、飯山市でも、あるいは信越自然郷でも、いろいろなところで自転車というものを非常に取り組んでいる中で、いいアイデアだと思うんですが、こういったものをJRのほうにいろいろ相談していってみられるようなおつもりはないでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  サイクルトレインにつきましては、実はJRに同じ意味の打診といいますか、相談をした経過はございます。JRさんとすれば、車輪を1つ外せば、それで規定の袋に入れれば、車両に乗せることができると。しかし、そのままでは、今のところできないというお話でございました。 これにつきましては、聞き及ぶところによりますと、県でもそのようにしたいなということで取り組みはしているようでございますが、今のところかなり困難なことのようでございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  ちょっと誤解かもしれないんですけれども、いろいろネットなどでサイクルトレインというのを意見聞いたので見てみたんですが、やはりそのまま持ち込めるということが一番メリットなんですよね。ですから、そういう今の規則だと車輪を1つ外すというお話ですよね。それだと、余り新規の取り組みではなくて、今でもできますよという話なので、ぜひそういうものを実現していくように心がけていただければありがたいことだと思います。 3つ目は、民話の列車というようなもので、ことしの3月11日、12日も2往復でしたかね、そういうことがありまして、結構好評だったようですが、これをより充実させていくというようなことについては、市としてはどんなお考えでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  現在、おいこっとの中での車両の中でのおもてなしのさまざまな取り組みといたしまして、飯山線沿線地域活性化協議会に属する飯山市を含む沿線の自治体が当番のような形で、さまざまなものを取り入れておもてなしの行事をしております。例えばコーラスとか、あるいはバンド演奏ですとか、オカリナ、その中にはかたりべ、朗読などというものがございまして、それが場合によっては民話ということにはなるのかもしれませんが、そういった取り組みをしております。 今後もすばらしい観光の素材でありますおいこっとがさらに活用が図られますように、その協議会においてさまざまな提案があることを期待しつつ検討していきたいというふうに思います。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  もう1点なんですが、これもある若者から、提案としてはある若者からあったんですが、この話はよく聞くんですけれども、なちゅらと線路の間にJRさんの大きな車庫があるんですね。とても大きくて、その色がなちゅらの色と付近全体に全くそぐわないんですよと。あれをおいこっとの模様にラッピングしてもらうように、ぜひJRさんに働きかけてもらうというようなことはできないんでしょうかということなんですが、私はいいアイデアだと思ったんですが、どうでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  なちゅらができまして、大変景観的にも木材を使って非常にすばらしい建物になっていまして、JRさんのあれは車庫なんですけれども、新しくつくっていただいたんですが、当然ながら民間企業でございますので、それほどコストをかけるわけにはいかないということがあります。 ただ、非常に大きな建物で、なちゅらのすぐ隣でございますので、私のほうでもJRさんのほうへ、長野支局のほうへ、できましたら、ぜひなちゅらの景観とうまくマッチしたようなものをご検討いただけませんかということで、もしJRさんのほうで考えるということであれば、市のほうも景観形成のための事業というのはございますので、ご協力をさせていただきたいんですがということで投げかけてございます。 以上です。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  大変すばらしいことだと思います。 ちなみにその若者は、もしそういうことになったときには、自分が仲間を集めてボランティアでペインティングとか、そういうものにうんとたくさん集めて行きますからと言っておりましたので、実現するといいと思います。 次に、もう1点、鉄道関係で、飯山線とほくほく線の相互乗り入れ構想というのがあります。これは十日町市のある方があちこちの会議で提案されているんですけれども、ポイントは簡単に言いますと、十日町駅のすぐそばで、ほくほく線と飯山線というのは、ちょっとイメージでは十文字にクロスするようなイメージがあるんですが、実は並行に走っている部分があるんですね。そこの部分で相互に乗り入れができるようにすることができれば、どういうことができるかというと、飯山を出た飯山線が、十日町から湯沢に出るんですかね。湯沢に出て、湯沢というか、そうですね、湯沢に出て、六日町に出るんですね。六日町に出て、塩沢を通って湯沢に行って、そして、その人の構想では、さらに水上まで行くわけですね。これは豪雪圏何とかという集まりがあるので、それで水上までなると思うんですけれども、ところが、おもしろいなと思ったのは、水上まで行くと、水上と高崎の間には、JR東日本が運行している定期運行のSLがあるんですよね。CというタイプとDというタイプと両方走らせているんですけれども、簡単に言うと、単純に言えば、水上からずっと例えばSLで飯山まで来ると、こういうことが約3時間30分で可能になるというような話なんです。 これは一つの、その方にも確認しましたが、あくまで一つのアイデアであって、せっかくこの地域に鉄道がある。この鉄道をフルに使って、そしてエリア全体を何とか底上げしたいと、こういうような発想からのものなんですけれども、ご感想、何かありましたら、お願いします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  前段の飯山線とほくほく線の相互乗り入れの構想というものにつきましては、公式には特に具体的には承知をしておらないわけでございますけれども、このおいこっととさまざまな新潟方面の列車ですね、そういったものについて連携していくということにつきましては、非常におもしろい取り組みだというふうに思います。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  そのとおりだと思います。 ただ、それはそれであって、線路がつながるというところは、私は非常におもしろいと思います。試算ですと、10億から30億ぐらいで工事ができるというような構想だと思います。 それでは、次にいきます。 農業振興についてですけれども、私は先日、新潟市の農業活性化研究センターというのを、前からちょっと行ってみたいなと思っていたんですけれども、ちょうどいい機会があったのでお邪魔して、2か月ぐらい前だったですか、2時間半ぐらい、ずっと圃場などを含めて見させていただいてきました。 この新潟市の農業活性化センターというのは、場所は南区といいますが、旧白根市ですね、白根市が新潟市に合併したわけですけれども、旧白根市は大体人口4万弱でした。そして、主要な産物は米、果樹、野菜というようなところですね。主な工場としては、亀田製菓の工場とかブルボンの工場、そんなのがあるような、そういう地域で、ある意味では、飯山と中野市を足したくらいの雰囲気のところかと思うんですが、そこに市の農業研究センターを4年ぐらい前ですか、つくったわけです。そこは研究者はいません。新潟県の農業試験場のように研究職の方はいないんです。技術職と、それから技官ですね、それから事務官と、こういうような組み合わせで、10人ぐらいの職員の方でした。 メリットは何かといいますと、非常に研究所的な雰囲気はなくて、農家の方が頻繁に来てはいろいろな相談をして、そしてすぐ隣には、JAの加工支援センターみたいなものがすぐ隣にあるんですね。そこでいろいろな米の加工品を試作してみたり、そういったことが盛んに行われ、盛んにというのは言い過ぎですかね、かなり行われるようになってきているということですね。農業試験場に比べて、非常に農家に近いところでいろいろなことが行われていると。それから、マーケティングの専門家も1名いるということですね。 あと、行ってみて知ったというふうに近いんですけれども、薬草の研究を相当やっているんですね。これは福井県の高浜町に私は医療の調査で行ったんですが、高浜町も薬草の研究をやっているんですね。両方とも、東京生薬協会というところの支援を受けて、そして薬草の研究をしています。栽培研究です。 非常に、何か隣のアグリパークとあわせて活気があるし、職員の方も非常に前へ向かって進んでいるというような雰囲気がよく伝わってくるようなところなんですけれども、もう1個の特徴は、これは農業関係だけではなくて、新潟市と新潟大学、それから新潟市と新潟薬科大学というところが包括連携協定というのを結んでいて、何か必要なときには、例えば農業部門でこういう協力をしましょうというようなことがすぐできるような体制をつくっています。もちろん人口100万、政令都市の新潟市と我が市は規模が違いますけれども、やろうと思えば可能な範囲のノウハウがいろいろあるんだなと思って興味深く見させていただいてまいりました。 どうでしょうか。飯山市にも、もう名前はどうでもいいんですね。農業研究室でも何でもいいんですが、新しい作目の発見だとか、あるいはマーケティングですとか、そういったものに取り組んでいく、実践的な研究機能というようなものを設けられたらいいなといいますか、そういう必要性はお感じになっていませんでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  研究所ということではないんですが、同種のといいますか、そういったことについて実は検討しております。 現在、市の農業振興計画というのを策定している最中でございますが、その中でもその議論がございまして、例えばでございますけれども、JAさんと連携をすることによりまして、これも例えばでございますが、新規就農を希望している方への農業支援を行う拠点というようなものが設置できるかどうか、できないかというような検討をしておりまして、それにつきましては、農業研究というよりも、むしろ営農支援といいますか、営農技術のための支援、そういった方向での検討という意味でございますが、検討している最中でございます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  ぜひ何か最初に一つ核をつくれば、どんどん変化させていけばいいわけですし、そういうものを農業振興計画の中で前向きに取り組んでいただきたいと思います。 ちょっと時間の関係がありますので、企業誘致と駅前市有地活用について質問させていただきます。 まず、企業誘致ですけれども、ちょっとある企業から間接的にですがご相談を受けて、工業団地のホームページを見ましたところ、分譲価格しか書いていなくて、あれ、分譲しかだめなのかなと思って、担当の課に伺いましたら、実は賃貸ももちろんいいんですよということになっているんですが、ホームページが分譲、賃貸どちらでもありますよというような形でわかりやすく整理されていなかったんですが、これはちょっとまずいんじゃないですかね、どうですか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  工業団地関係のホームページにおきましては、貸し付けに関しての紹介をしておるわけでございますけれども、ただいまご指摘のあった、ある検索ルートでした場合には、一部その表現にたどり着けないという部分もございました。修正いたします。おわび申し上げます。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  もう1点、飯山市のホームページの、これはちょっと前から気になっていたんですけれども、こういうついでに申し上げちゃったほうがいいかと思って、統計というところをクリックすると、飯山市の統計、何年が出てくるかと思うと、平成23年の統計が出てくるんですよ。平成23年ですよ。それをもう一つクリックしていくと、平成19年のものが出てきます。24年以降は基本的にないんです。もちろん、経済部は割とよくやっているんですよね。経済部のほうを見ていくと、最新の商業、工業、農業の統計は整備されている。ところが、福祉関係は、もう平成22年でとまっていますよ。教育関係も平成22年ですよね。 例えばこのまちに行って事業をやろうかと思うときに、どんなまちかと。やはり一番見るのは、行政のホームページだと思うんですよ。そこが平成23年のまま、そういうものだったら、ないほうがいいと思います。どうですか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  確かに議員さんご指摘のとおり、ただいまホームページにアップされているのは、平成23年度版であります。これは5年ごとに行われている国の基幹統計調査、国政調査とか農林業センサスとか、経済センサス、そういったものの結果を反映させてまとめていることによるものという部分がございます。 現在、平成28年度版作成の作業を行っておりますので、改定版ができ次第、公表したいと考えております。 また、国の基幹統計調査につきましても、毎年一斉にやるわけではございませんで、ことしはあれ、ことしは何ということで、そろって更新できないというような事情もございまして、ただ、議員さんご指摘のとおり、市独自に集計できるようなもの、しているようなものにつきましては、随時の更新に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それから、企業誘致支援員の方の任用以来の問い合わせ件数、あるいは実際にこの飯山市まで視察に至った件数などについて整理をされておられましたら、簡潔にご答弁お願いします。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  企業誘致推進員のこれまでの成果ということで申し上げます。 現在の活動状況といたしましては、これまでの推進員ご本人の経験、それから市の担当課などからの指示によりまして、首都圏を中心に企業さまへ訪問いたしまして、工業団地を含めた飯山市の紹介をするとともに、企業さまのほうの企業移転の情報の収集にも当たっています。 4月からの実績でございますけれども、毎月15件から20件ほどの企業さまを訪問しております。その中から、当市まで現場視察に来ていただいた企業さまは4社ございます。 それから、どこということではなくて、そういった意向があるという情報の中から、副市長でありますとか、担当課職員が直接訪問した企業さま、これは7社ございます。 まだ成約に至っているという案件はございませんが、継続案件になっているものもございます。今後も推進員と連絡をとりながら誘致に向けて取り組んでまいりたいと考えています。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、駅前市有地の活用について、前回、全協で副市長から状況をお伺いいたしましたが、現在の状況はいかがでしょうか。副市長、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  月岡副市長。 ◎副市長(月岡寿男)  全員協議会の中でもお話をさせていただたわけでありますが、駅前のホテルの立地の見通しにつきましては、数社、現地確認を含めてお話をしているところでございます。 きのうの議員さんの中で、拡大に向けてもどうだという話もございましたので、その辺も含めまして、地域の拡大も含めて検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤正夫)  江沢議員。 ◆5番(江沢岸生)  それでは、ちょっと先ほど農業関係でもう1個聞きたいのがありましたので、最後にお伺いいたします。 いろいろな農業経営のタイプがありますけれども、石川県の「風来」という、最近、農業関係の雑誌などで非常に注目を浴びている、ご夫婦で3反歩の畑と小さいハウス3つで、年収1,200万円と、利益がその半分ですということで、借金ゼロと、こういうようなことで、その経営のノウハウを全部公開されてやっているところがございます。ものすごく注目されているんですが、ちょっと今までに私は、こういうホームページとかごらんになったと思いますけれども、経営で農業が成り立つというのは、非常に具体的なことを知らなかったので、大変驚きました。 事前にこういうことを通告はさせていただいたので、私も現場を知らないのであれですけれども、資料情報でしかわからないんですが、大変興味深かったんですが、こんなところをもう少し調べてみると、新しい農業の一つのやり方というのが見えてくるような気もするんですが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  山崎経済部長。 ◎経済部長山崎美典)  小規模な農業でも経営が成り立つという例でございます。大規模、中規模以外は小規模ということになってくるわけでございますけれども、いわゆるこだわりの農業でありますとか、ちょっと本論から外れますけれども、生きがい農業というのが小規模農業だというふうにくくることができると思います。そういったこだわりの農業において自立をしていくには、どのようなアイデアで付加価値をつけていくかということが大事で、また販売できるかということが大事かなというふうに思います。そういったことが経営のポイントになろうかと思います。 こういった取り組みをこの地域の方がどんどんとやっていくというような流れになれば、非常にこの地域は活性化するのではないかなというふうに考えます。 ○議長(佐藤正夫)  以上で、江沢岸生議員関係の質問を終わりといたします。 続いて、渡辺美智子議員の発言を許します。 渡辺議員。  〔7番 渡辺美智子議員 登壇〕 ◆7番(渡辺美智子)  発言が許されましたので、通告に基づいて順次質問してまいります。 私は、3点、介護保険制度についてと防災無線、そして引きこもり対策、その3点について質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。 まず最初に、介護保険制度についてですが、29年度から総合事業に要支援の方の制度が移行してきていますが、その状況についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  それでは、答弁を求めます。 清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  総合事業の移行の状況ということでございますが、総合事業、今、議員さんご指摘のとおりでありますが、来年の4月から本格的に移行するというようなことになっていまして、飯山市については、もう既に移行はしていますが、みなしで今進めているということでありますが、介護予防・日常生活支援総合事業につきましては、訪問型サービス、通所型サービスについて、既に事業所説明会を3回行っております。平成29年4月から独自サービスへの移行に向けて準備を今進めているところでございます。 現在、事業所のサービス内容等の最終確認をしている段階まできているということでございまして、今後は参加事業所とのスケジュール調整や受け入れ人数等の把握を行いまして、利用者がスムーズに移行できるよう準備を進めているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今、答弁の中で、サービス内容の最終確認ということで、どのようなサービス内容があるのかお聞きします。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  サービス内容については、今までも介護予防教室等を行っているわけでありますが、そこに加えまして、一般介護予防事業、今までも行っております体爽倶楽部ですとか、湯の入健康教室、集落サロンももちろんでございますが、そういったものを含めて、どういったサービスが有効なのかということについて市のほうから提案させていただきまして、事業所からご意見をちょうだいして詰めているという状況でございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  29年度から本格実施になっていくということで、これから利用される方、わかりやすいパンフレットがあるといいかなと思うんですが、ぜひパンフレットを作成して、利用される方に案内をできるようにしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  ご指摘のとおりであります。29年度当初の実施に向けて、わかりやすいパンフレットを今現在作成中でございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  現在、総合事業のためのサポーター研修が行われているというふうにお聞きしていますが、研修を受けた人、どれくらいいらっしゃって、どのような活躍、活動されているのかお聞きします。
    ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  介護予防のサポーターについてでございますが、今、講習会等を行いまして、現在47名が介護予防サポーターとして登録されているということでございます。 介護予防サポーターの講習の受講者については、現在、集落サロンの世話人などで活動いただいているということでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今後、この講習会をもっと幅広くして、サポーターさんを増やして活動範囲を広げていくかどうか、その辺お考えありましたらお聞きします。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  ちょっと先ほども触れさせていただきました総合事業の独自サービスに積極的にかかわっていただこうというふうに思っておりまして、そういうことを視野に、受講者の組織づくりや受講後のフォローアップの講座等を開催しているところであります。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  この介護保険制度、前回のとき私質問したのは、要介護1、2も、介護保険から外されるのではないかとか、福祉用具が利用できなくなるんじゃないかという心配のもと質問しましたが、本当に全国的にこれじゃ困るという大きな声で、これは要介護1、2の方は継続して介護保険制度の中でというふうになってきていますが、この後、介護保険料を3割にするというふうな話も出てきています。40になると介護保険料を支払って、ずっと支払い続けるわけですよね。そんな中で、保険料を払うけれども、介護保険利用できなくなるという心配をする声がいろいろ大きく出てきているんですが、介護保険の財源と総合事業の財源の部分でちょっとお聞きしたいんですが、要支援者が今度、総合事業で対応するというふうなことになってきますが、その財源というのは、介護保険との絡みではどういうふうになっていくのかお聞きします。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  総合事業の財源ということでございますが、総合事業も介護保険制度の事業でございます。要支援者が介護保険制度から制度の中で対応させていただくということでございます。 ただ、公費負担の内容が給付事業から地域支援事業(交付金)ということで賄うように移行されるということでございます。財源については、その性質が変わるということでございまして、財源構成は変わっておりません。公費5割、それから保険料5割という財源構成には変わりはありません。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  財源構成はそのまま介護保険料からも国からとか、そういうふうに5割、5割で変わってはこないということですが、給付金がどういうふうになってくるかというところで、今までは要支援1、2の方が例えばデイサービスを1週間に1回利用すれば、これくらいの給付金がくるというのが、今後、総合事業になると、給付金が丸々来ないという心配もあるかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  給付率ということでしょうか。答えになっているかどうかちょっとわかりませんが、介護予防・日常生活支援総合事業につきましては、前年度の予防事業の実績に高齢者人口の伸び率を上乗せした数値が上限ということになっていまして、予算の実態からしますと、平成28年度で申し上げますと、介護保険の予算の約2%でございまして、6,000万円弱がこの総合事業ということになっております。 あとは要支援者の訪問介護や通所介護は、総合事業で今お話しさせていただいたとおり対応することになっておりまして、介護報酬単価も市町村の任意で決めることができるということになります。サービス内容も多様化することによりまして、要支援者の希望に沿ったサービスを行うことができますということでございまして、したがいまして、事業者によって工夫することができるという制度に変わってきているということでございます。 事業説明会も複数回開催させていただきまして、事業所とも意思疎通を図っているところでございます。そういったことで、給付率の減額ということにはならない対応をしているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  ちょっとよく理解できないでいるんですが、給付率、予防給付ですね。昨年度、28年度の実績に高齢化率の伸び率をプラスして、それの2%。そこのところをすみません、もう一度教えてください。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  前年度の予防事業の実績に高齢者の人口の伸び率を上乗せした数値、これが上限ということになります。それが結果的に、予算上2%ですということでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  それで6,000万円ぐらいということになるというお話だったかと思うんですが、これからは市町村の裁量でサービス内容も決められるというふうになってくるかと思うんですが、その辺はもう具体的に29年度、こういうふうなサービス内容でやっていこうというのは、出ていましたら教えてください。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  今、事業者とそこの最終的なところを調整しているところでございますので、決まり次第お伝えしてまいりたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  介護保険制度では、被保険者は介護認定を受けて保険給付を受けるという権利を得るということになるんですが、総合事業は保険上の受給権はなくて、財源は介護保険から出ていても、サービスを提供するかどうかは市の判断になってくるということでは、サービスの提供がなくても受給権の侵害にならないというふうな違い、介護保険制度と市の事業との違いが横たわっているんですが、市の事業というふうになると、財源が圧迫すれば、サービス提供が今までどおりできなくなるのではないかなと心配するところですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  総合事業については、要支援者を介護保険制度の給付事業から地域支援事業に移行するということでございまして、市の任意度も非常に高くなるというと同時に、先ほども申し上げましたが、事業所の職員配置などの自由度も高くなるというようなことでございまして、したがいまして、事業所で工夫をしていただくということになります。 サービス内容も多様化し、要支援者の希望に沿ったサービスを行うことができるようになると考えているところであります。 また、サービスの提供については、基本チェックリストやご本人との面談により決定をさせていただくということになりますので、ご本人承知の上で最終的に決定するということでありますので、受給権の侵害にはならないというふうに思っているところであります。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今、介護保険事業から要支援者が外されるということで、単純に考えると、介護保険から要支援者が外されるということで、人数が少なくなるんじゃないかと、介護保険、同じ財布から出ているということですが、介護保険認定の人数は、要支援1、2の方が外されるから少なくなるというところでは、介護保険料が安くなるんじゃないかというふうに単純に考えると、そういうこともあるかなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  先ほどもも申し上げましたが、総合事業については、財源構成変わらずということでございます。介護保険制度のうちということでございます。保険料の算定方法も従来どおりということでございますので、安くなるということはございません。先ほど申し上げたとおりでございます。 しかし、将来的に総合事業の充実によりまして、それを利用して介護状態になる人が少なくなるということになれば、結果的に介護保険料が安くなるという可能性はあるということでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  ということは、総合事業のあり方によっては、自立していく人を増やしていって、サービスを受ける人をどんどん少なくして、介護保険料が安くなるということもあり得るよということで理解してよろしいですね。 次に、前回の質問のところで、介護保険料の滞納者、市内に50人というふうなお話でしたが、そのときに、市の職員が直接訪問して支払っていただくようにするということでしたが、その人たちの生活実態はどのようになっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  滞納者のことでございますが、9月の議会において約50名というお話をさせていただきました。そのときにもちょっとお話しさせていただきましたが、滞納者の中に、要介護・要支援の認定者はおらないということでございます。したがいまして、介護サービスを受けておられる方はいないということでございます。 そういった方の滞納者の生活実態ということでございますが、専門の徴収員を配置させていただきまして、根気よく自宅に訪問させていただいたり、介護保険制度の趣旨説明や分納誓約などの相談に応じているということでありまして、生活実態については、その時点で一定の確認をさせていただいているというところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  滞納者の中には、要介護者、要支援者はいらっしゃらないから、実際に受けるということはないということですが、この滞納者には大きなペナルティーがあるということで、前回、利用しようとするときには、普通1割で利用できるところが、10割の利用料を払わなきゃいけないということと、そのとき私もちょっと知らなかったんですが、後から介護保険のパンフレットを見ると、ペナルティーがもっとつくんですね。例えば2年滞納すると、介護保険を利用するときには、利用料が3割になるというふうなことで、今本当に後期高齢者の保険料率も上がるとか、そして医療の上限の幅も上がるとか、どんどん高齢者の生活に厳しい状況というのが出てきている中で、この介護保険料の滞納者が50人いらっしゃるというのは、今は要介護認定になっていないけれども、今後認定になったとき、本当にペナルティーが大きいなというふうに思ったんですね。こういうふうな冷たい政府の姿勢なんですが、このことについてどう思われるかお聞きしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  ペナルティーの話ですが、先ほど議員さんのほうから説明いただいたとおりであります。2年以上滞納すると3割というようなことになります。 そういったことに対して、そういった一面はあるかというふうに思います。議員ご指摘のとおりでございますが、ただ、保険料の負担は、公平・公正でなければならないという大原則がございますので、市としては、滞納者には制度の説明や納付についての相談を丁寧に行っていきまして、そうならない、滞納にならないように努めていきたいと考えているところであります。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  公平・公正でなければならないという原則のもとで、市としては非常に厳しい生活実態を見ると、この人にどうしても納めてもらわなくちゃいけないんだというふうなつらい立場にあるかと思うんですが、こういった介護行政をどう思うかということをちょっとお聞きしたいんですが、市としてはこれじゃしようがないよという答弁だったんですが、ちょっと市民の側に寄るとどう思われますかということなんですが。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  議員さんからご質問があったわけでございますが、まず1点は、保険料でございますけれども、これはそれぞれの方の所得とか、それから財産状況とか、そういうものに応じてご負担をして、基本的にはそうしたことを前提にして平等にいただくということを前提にしております。 これが基本的になし崩しになってしまいますと、制度として成り立ちませんので、それについてはぜひ滞納のないような形で対応してまいりたいなと思います。 それから、高齢者の方々、いろいろな事情がございます。また、そうした事情もお聞きしながら、市としては対応してまいりたいと。 ただ、介護保険料制度というそうした根幹のものがございますので、例えば分納をしていただくとか、その辺はきめ細やかな対応をしながら応対してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  それ以上、国の制度がどうのこうのというのは答弁いただけないんですが、それでは前回の議会のときに、私の質問に市長は、この介護保険制度と絡めて地域として支えていく。元気な高齢者、住み続けられる飯山市をつくっていきたいという答弁でした。それに期待するところですが、そのための介護予防が大事になってくるかと思いますので、そこで介護予防についてお聞きしたいと思います。 今の介護予防事業で充足しているかどうか。今後、チェックシートで介護予防が必要な方が増えてくることが予想されますが、そのときに今の体制で十分か。今後増えたときにどういうふうにするか、お考えがありましたらお聞きします。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  介護予防事業が充足しているかというご質問でございますが、現在、介護予防事業では充足していると考えているということでございます。いわゆる要望があって受け入れられないということは、今のところはありません。 総合事業への移行により、介護予防の必要な方が増えてくるということでございますが、議員からのご質問でございますが、総合事業への移行によって対象者が増えてくるということは、基本的にはありません。 基本チェックリストを行うわけでありますが、その対象者が増えるということはございません。したがいまして、介護予防が必要な方が増えるということは想定していないということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  対象者が増えることはないということですが、年々高齢化してきて、65歳以上になるとチェックシートに皆さんチェックしていただいて、あなたはちょっとこの辺が弱いから、この介護予防教室へ行くといいですよというふうな案内が来るかと思うんですが、そのときにやはり増えてくるんじゃないかなと予想されますが、そういうことはないですか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  仮にそういった形で増えてくるということであれば、教室の増加等をしながら対応してまいりたいと思っております。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  ぜひ、どういうふうになるか、増えないことを願いますが、増えたときにはそういうふうに対応できるようにということをお願いしたいと思います。 次に、ケアセンター湯の入で実施されている介護予防事業は、バスでの送迎があるんですが、今、人権センターでもこの介護予防教室が開かれているということをお聞きしていますが、そこには送迎がないということですが、こちらの送迎もできるといいんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  介護予防教室には幾つかの種類がありまして、質問がありました人権センターでの介護予防事業、これは「はつらつ健康教室」というものでございますが、これは比較的日常生活の自立度の高い方を対象にしているということであります。いわゆる一般介護予防教室というところに該当するものでございまして、元気な人も参加できるというものでございます。そんなことで、自分で移動が可能な方等が対象のために、送迎は設けていないということでございます。 介護予防教室は、その方に合った教室を紹介しているということでございまして、送迎が必要な方は送迎のある他の教室を紹介しているということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  では、ケアセンター湯の入とか湯の入荘の中に健康器具というのがあるかと思うんですが、それが有効に活用されているかどうか。もし余り有効に活用されていないとすれば、これからどういうふうに周知していくのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  健康器具の有効利用ということでございますが、ケアセンター湯の入には、今年度から介護予防教室、体爽倶楽部というものでございますが、利用できる器具2台をレンタルしております。足の筋力強化のためのものでございまして、この筋力強化のために毎回教室で利用しているということでございます。したがいまして、利用度は高いということでございます。利用に当たっては、専門職の指導を受け、教室の指導員が行っているということでございます。 また、湯の入荘にあります健康器具でありますが、電位治療器3台とマッサージ機6台あるわけでございますが、それについても、来館された方は、入浴後にマッサージはほぼ全員、また電位治療器につきましては月10人程度利用しているということでございます。総合して利用率は高いと考えているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今の体爽倶楽部に入っている人が足の筋力を強化するという専門職がついてやれるということで、ほかの人は、湯の入荘に自由に来館している方は、これは利用できないということになるんですよね。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  ケアセンター湯の入に配置した足の筋力強化の器具、この2台についてはそのとおりでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  次に、地域包括支援センターについてお伺いしたいと思うんですが、市役所に今設置されている包括支援生活センターの役割というのは、非常に幅広くて、総合相談だとか介護予防ケアマネジメント、権利擁護、包括的、継続的ケアマネジメントというふうな重要な役割を担っていますが、市民が安心して暮らせる地域づくりのためには、できれば、もう1か所北部に設置されるといいのかなというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  地域包括支援センターの役割については、議員からご説明があったとおりでありますが、総合相談、それから自立した生活が送れるよう介護予防ケアプランの作成、それから虐待の対応等の権利擁護に関すること、それから地域のつながりの機関を調整したり、ケアマネジャーの支援等の役割を担っているということでございます。 現状、困難事例が非常に多くなってきておりまして、対応が複雑化してきていることも事実でありますけれども、地理的条件で対応困難ということは今のところございません。 北部にもう1か所との提案をいただきましたが、ケアマネジャーや民生委員との連絡を密にしながら充実を図ってまいりたいと考えておりますので、今のところ現状の体制で継続したいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今のところ、地理的に北部のほうからきても、現状、困難ではないということですが、これから地域包括支援事業というのは、すごくいろいろ幅広くなってくるかと思いますので、そのときには需要に応じてというのが必要かと思いますが、次に、ケアプランについて、先ほど介護予防ケアマネジメントということで、ケアプランをこれから要支援者の人はもちろんのこと、要支援になる前の一般介護予防の人、チェックリストを受けて、こういうケアをしていったほうがいいというケアプランというのが作成されればいいのかなと思うんですが、その辺はその方たちにもケアプランというのは立てられるんでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  議員ご提案のとおり、一人一人に介護予防の計画を作成することは、ご本人のできることを把握し、目標のある生活を送ることを一緒に考えますので、予防の効果はあると思われます。 現在、要支援者にはケアプランを作成しておりまして、一般介護予防事業、これは元気な方も含まれる事業でございますが、それを除く予防教室の参加者につきましては、全員に簡易なケアプランを作成して対応しているところでございます。 今後も介護予防の充実につながるよう実態に応じたケアプランの見直し等を行いまして、介護予防を進めていきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  新聞報道で御代田町のことが書いてあったんですが、本当に介護予防が充実していて、一人一人ケアプランを立てていくことによって自立への道ができてきて、介護保険料も安くなったよというふうな報道があったんですが、ぜひそういう点で、個々のケアプランを作成されて、そのケアプラン1回立てたからずっと同じじゃなくて、その状況に合わせてケアプランの作成というのは必要かと思うんですが、その辺の頻度というか、ケアプランの作成の頻度というのがわかりましたらお答えください。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  現行の制度では、最長1年、これは基準となっております。ただ、ご本人の状態の変化等を勘案しながら、その都度つくり直しをしているところでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  介護予防のメニューが、この前、ホームページを開いたら、結構いっぱい湯の入荘でやられていて、こんなにすごいんだなということで、前から比べると随分増えているのかなというふうに思いますが、なかなか窓口に来られる人はわかるんですが、そうでない方、わからないで、こういうことだったら行ってみたいなというのもあるかと思いますので、先ほど新しくパンフレットをつくるということでしたので、その辺で介護予防教室の内容なんかも含めて入れていただけると利用しやすいかなということですので、その辺もあわせてお願いして、次に飯山市の在宅介護を受けやすい、飯山市においては在宅介護を受けやすいということをある人からお聞きして、そういう中で、一方で、日常の介護に追われているから、こういった制度があるよ、こういうサービスがあるよということを知らないで行く。後からケアマネさんに、あなたはこういうことを使えたんだよということを聞いて、ああ、そうなのかということがわかるということも聞いていますので、できたら、デイサービスや訪問介護、ショートステイ、もっと有効に使って、市民が安心して、飯山市で安心して老後を過ごせるという説明というのかな、そういう努力をぜひしていっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  わかりやすく市民に説明してほしいということでございますが、ご承知のとおり介護保険制度は、3年に1度見直しがありまして、それが続いて、変更も非常に多いということでございます。わかりづらいといいますか、複雑化してきているのも事実でございます。その都度、機会をとらえて、介護保険制度の説明会を行ってはおりますけれども、引き続き、あらゆる機会を通してPRをしていきたいと思います。 介護に関する相談等は、民生委員さんやケアマネジャー、それから介護事業所の職員と常時、地域包括支援センターが連携を図りながら対応する体制ができているという状況でございます。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  本当にこれから3年後、3年後じゃない、もう来年、再来年が第7期介護保険事業計画を立てる時期になるかと思いますが、その都度、国の制度が変わると、また変わってきてというふうにして、わかりにくくなってきていますので、ぜひ事業者の方とかケアマネさんを通じて、こういうことになったんだよということがわかるようにぜひしていっていただきたいというふうに思います。 次に、防災無線についてお伺いしたいと思います。 市の3か年計画及びホームページによると、他国からの武力による攻撃など、非常事態が発生した時の迅速な情報伝達・警報の発令などを目的として、防災無線のデジタル化及び全国瞬時警報システム(J-ALERT)を導入することが、平成31年度に予定されているかと思います。防災無線のデジタル化についてですが、市民にとってどのようなメリットがあるのか。また、デメリットはないのかお伺いします。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  防災行政無線についてのお尋ねでございます。防災行政無線設備の新しいシステムの整備計画でございますが、1つとしては、平成17年に国際的な無線通信規則が改正されまして、当市で使用しているアナログ帯の防災行政無線が平成34年12月以降使用できなくなるということがわかりました。 それから、もう1点、現在の設備は、平成9年、10年に整備された機器等でございまして、非常に老朽化も進んでおります。機器の製造メーカーでは、代替機器の製造はしておらず、修理対応についても困難な状況となりつつあることなどから、今回、新システムの整備を計画しているものであります。 メリットというお尋ねですが、デジタル化のメリットといたしましては、先ほど議員さんおっしゃった全国瞬時警報システム、いわゆるJ-ALERTをはじめ、緊急速報メールなどの他のシステムとの連携が可能になるということであり、拡張性が高いシステムであるということが言えるということでございます。また、音声的にも明瞭でありまして、明瞭な音声で伝達が可能であることなどが挙げられるということでございます。 一方、デメリットというのもございまして、デメリットというか、特性によると思うんですけれども、基地局や中継局から距離や地形等によって受信が不安定な世帯が増えるということでございまして、中継局の増設や屋外への戸別アンテナの設置の必要が出るなど、工事費用が旧システムに比べて高くなるというようなこと、それからデジタルの戸別受信機につきましても高額でありまして、財政負担が重いことなどが挙げられるところであります。 そうした点を踏まえまして、来年度から防災行政無線のシステム構築に向けて基本設計を行っていくという予定でおりますけれども、当市の地形や運用の形態を踏まえまして、ほかに運用できるシステムはないかということも含めて、市民にとってよりよいシステム、また最大限経費を節減できるシステムを検討していきたいというふうに考えております。 なお、先ほど申し上げました全国瞬時警報システム(J-ALERT)につきましては、既に導入済みでありまして、運用させていただいております。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  先ほどの文面の中で、武力攻撃が想定されていることが全面的に押し出されていて、こんなおっかないことというふうな最初の印象を受けたんですが、やはり日常の市民の安心・安全を守る立場からは、住民に被害を及ぼす予期しない災害が発生したときにこそ、この防災無線というのが大事な機能だというふうに思うんですね。 あと総務省のホームページにおいても、災害の発生した場合、災害の規模、災害現場の位置や状況を把握していち早く正確な災害情報を地域住民などに伝達する必要があります。このため国及び地方公共団体が非常災害時における災害情報の収集、伝達、手段の確保を目的とした防災用無線システムが構築されることとしています。ということで、これが骨格ではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  議員さんおっしゃるとおりでございまして、予期しない災害というのは、最近、大きな地震が突然来るというようなことでございます。これも地震の直前に波をとらえて警報を発するというようなシステムも組み込まれてくるのではないかということでございます。 また、海外からミサイルが飛んでくる危険性も、非常に最近、現実性を帯びてまいりましたので、そういったことについても、国のほうでは懸念している一つではないかというふうに考えております。 また、日常的なお知らせ等については、明瞭な音声で聞こえるようになるというようなことも挙げられておりますので、そうした日常生活上の利便と、それから緊急事態に備えるというようなことも含めまして、どんなシステムがいいのか、これから検討させていただきたいと、そんなふうに考えております。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今、どの機種がいいかということで、戸別にするかとか、屋外にすることも考えられるかと思うんですが、今、岡山地区の温井区で防災用の戸外スピーカーが設置されていますが、スピーカーの近くの住民からは「うるさくて困る」、スピーカーから離れた住民からは「聞こえない」というふうな声が出てきています。広報いいやまの3回の情報までそこから入ってくるとかというふうに、屋外スピーカーの設置がどうなのかなという住民からの疑問も出てきていたりしているんですが、その辺は経緯とかつかんでいらっしゃいましたらお聞きします。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  ご指摘の温井地区の防災行政無線の屋外スピーカーについてでございます。宝くじの「コミュニティ助成事業」を活用しまして、温井区の自主防災組織が事業主体となりまして、平成27年度に設置されたものでございます。この屋外スピーカーにつきましては、農作業等の外出時に情報伝達をする手段として設置をされたものでありまして、神社の敷地内、境内に設置をされているということでございます。 ご指摘の音の聞こえ方につきましては、屋外スピーカーとの距離によって強弱があることは承知をしております。また、苦情等も市に寄せられた経過もございましたので、地元の区長さんに連絡をし、対策を検討していただきました。 具体的な対策としてですが、昼・夜の定時放送は鳴らないようにセットしていただいて、屋外放送については朝のみということで対策を講じさせていただきましたので、ご理解をちょうだいしたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  温井地区の自主防災組織ということですが、以前の飯山市においては、戸別受信機が設置されていて、それで電池でも受信が可能だから、戸外に出るときは、それを電池にして持っていけば聞こえるよというふうなこととか、豪雪地においては防災行政設備の管理に難点を伴うから、屋外スピーカーは設置する必要がないという見解だったかというふうに思いますが、その辺、温井地区の自主防災組織ですか、そこがやるから、市は関与していないから、そことの経緯は関係ないよということなのかと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  温井地区について、屋外に切り替えたわけではございませんので、地元の皆さんがそうしたコミュニティの助成事業を使って、自主防災組織として外でも聞きたいということでございましたので、設置をされたわけでございます。 現在の機器については、当然屋外に持ち出していただければ聞こえるんですけれども、電池式なものでございますから、なかなか電池交換が滞って、中で腐ってしまうというような事例も多数発生しております。そういうことも含めまして、今後の機械については、どのようなものがいいかということも含めて考えさせていただきたいと思います。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  できるだけ聞きやすいので、なかなかデジタル化で、距離的にもいろいろな山の状態によって難聴場所というのかな、そういうところが出てくるかと思いますが、できるだけ市民にとって使いやすいものを設置していただきたいというふうに思います。 そのほかに、防災行政無線なんですが、飯山市に住民票がある家庭には、これが無料貸与ということになっているかと思うんですが、住民票がない人、二地域居住の方ですね、飯山市に住んでいるけれども、防災無線が無料で貸与できないと、つけたいんだったら2万円の設置料金が要るというふうなことで、市民の安心・安全を守るためには、住民票がないがあろうが、そこに住んでいる人の安心・安全を守るためには、皆さんに無償貸与する必要があるかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  飯山市の防災行政無線は、災害発生等緊急時の連絡・通信を迅速かつ的確に行うため、また、平常時の行政広報の伝達手段として整備されたものでありまして、条例がございます。屋内の戸別受信機につきましては、市内の公共施設や市内に住所のある世帯、住所がない世帯、事業所等で設置を希望された方々に設置をするということになっておりまして、設置費についてはそれぞれ条例で決めてございます。 その中で今ご指摘の市内に住所を有しないんですが、居宅を有する方については、2万円でお貸しするということで決まっておりますので、現状は市民と一定の線引きをさせていただいて運用させていただいております。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  今、最後のほうで、市民と一定の線引きという話でしたが、その方の状況に応じて話を聞いて、無償貸与もあるよということなんですか。そうではなくて、設置費用というか、貸与費用をお支払いをして借りるということになるんですか。もう一度確認。
    ○議長(佐藤正夫)  堀内総務部長。 ◎総務部長(堀内隆夫)  機械でございますので、実費というような考え方もございます。市民の場合は、それを無料で使っていただく、あるいは住所のない方については有料で使っていただくというふうに考えていただくのが、裏には税負担というのもございますので、市民の税金で賄われているシステムということもございますので、その辺の差は仕方がないのかなということでございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  余りこれ以上言うとあれなんですが、じゃ、固定資産税払っているよというふうにも言われたりしますけれども、今のままでということで答弁だったかと思います。 次の引きこもり対策についてお伺いしたいと思います。 ひきこもり状態にある人の人数なんですが、義務教育の段階では教育委員会で把握できているかというふうに思いますが、義務教育終了後について把握できているのかどうか。また、把握できている場合、ひきこもり状態の人は市内に何人いらっしゃるのか。 この前の新聞報道によると、39歳までのデータは最近になってつかんできて、全国で54万人の方が引きこもっているという報道があります。40歳以上の方も多いように聞いていますが、そして長年引きこもっているだけに、社会に出る大変さがあるかと思いますが、その辺の状況についてお聞きします。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  ひきこもりの人数等の把握ということでありますが、平成27年の6月に民生児童委員にご協力いただきまして、民生児童委員が把握しているひきこもりの方について調査したところ、飯山市内に80人の方がいるという結果が出ているということでございます。 40歳以上の方も多いということでございますが、比率でいきますと、10代から20代が20%、30代が30%、40代が30%、50代以上が20%という結果でございました。 確かに議員ご指摘のとおり、長年引きこもっている方が社会に出るのは大変さがあるということは認識しております。高齢になった親が体調を崩したり、面倒が見れなくなったときに、初めて近親者が相談に見えられると、改めて表面化するという状況でございます。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  こういう方が引きこもっていらっしゃる方の相談窓口はどこにあるのか。ないとすれば、どのように対応しているのか。また、その場合、例えばNPO法人などに委託して、至急開設する必要があるかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  ひきこもりの問題でございますけれども、これにつきましては、相談の窓口は市役所の保健福祉課で受けているところでございます。 ひきこもりについても、さまざまなケースがきっとあうろうかというふうに思うわけでございますが、それで、また市の社協に設置しております「まいさぽ飯山」、これは新しくひきこもりの方が社会に参画できるような形の活動をしてもらうということで、そこも相談窓口になっておるところでございます。 しかし、今、議員さんから例えばNPOとか、そういうところの協力もどうだというようなお話もございました。なかなか、例えば親が市役所へ来てご相談というのも、敷居が高いというんですか、結構大変かもしれませんので、気軽に相談できる窓口として、NPO法人にも担っていただくことができるかどうか、また検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  渡辺議員。 ◆7番(渡辺美智子)  長野県において、ひきこもりサポーター養成研修事業を実施しているかと思いますが、このような研修に、そのNPOの方なんかに参加要請をしてサポーターになっていただいて、ご家族のための家族会みたいなものをつくれば、そこに行っていろいろな家族の方とお話ができると。そのところにサポーター研修を受けた方がそこに参加するというふうな形をとればいいのかなというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。 それとあわせて、もう時間ないのであれなんですが、長野県において「ご家族のためのひきこもりガイドブック」というのがインターネットで引くと、県のインターネットから出てきたんですが、こういうのが市役所の窓口にあると、ちょっと家族の方、市役所にほかの用事で来られたときにとか、ご近所の方がこれを持って行って、こういうふうなことがあるから、ちょっと相談すればというふうに気軽に声かけられるというか、できるかなというふうに思いますが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(佐藤正夫)  清水民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(清水俊文)  まず、ガイドブックからご説明させていただきますが、この「ご家族のためのひきこもりガイドブック」については、既に市の保健福祉課の窓口に置いてございます。またご確認をいただければと思います。 また、ひきこもりサポーター養成研修事業の関係でございますが、この事業は、県が担うサポーターを養成する養成研修事業というのと、もう一つ、市町村が担う派遣事業の2つの事業があるということでございまして、市町村の派遣事業につきましては、所定の研修を修了したサポーター、これは県の養成研修事業を受けられた方でございますが、この方を本人や家族への訪問や相談支援を行うというものでございます。 飯山市においてということでございますが、まずは養成研修事業実施に当たっては、サポーターになっていただける方が飯山市内にいるかどうかを含めて検討していきたいと考えているところであります。 また、家族会への積極的な参加ということでございますが、これも精神保健福祉センター、県のでございますが、ひきこもり支援センターと北信保健福祉事務所が主催で、保健福祉事務所で本年11月に会を開催しました。そのときに、飯山市でも市報等で市民にご案内させていただきまして、ひきこもり家族会への参加を募集といいますか、させていただいたところであります。 市でサポーターを養成した際は、サポーターがひきこもり家族会に参加していただけるか検討していきたいというふうに考えております。 仮にサポーターを養成した際はということでございますが、まだその前段ということでございますので、養成した際は検討していきたいということでご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正夫)  以上で、渡辺美智子議員関係の質問を終わりといたします。 通告による一般質問は、以上で全部終了いたしました。 続いて質疑に入ります。 質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。--------------------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(佐藤正夫)  日程第3、議案の委員会付託を行います。 ただいま議題となっております議案第126号から議案第142号までの17議案は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △請願の委員会付託報告 ○議長(佐藤正夫)  日程第4、請願の委員会付託報告を行います。 この定例会で受理いたしました請願1件は、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたしましたので、報告いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(佐藤正夫)  以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで終わりとします。 ご苦労さまでした。午後3時00分散会...